【個別銘柄】コスモス薬や石油関連上昇、半導体関連やしまむら安い

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  • JPモルガンはコスモス薬格上げ、NY原油1バレル=70ドル台乗せ
  • 半導体業界は来年以降に需給悪化との見通し、格下げ相次ぐ

13日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  コスモス薬品(3349):前日比6.2%高の2万4290円。JPモルガン証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」、目標株価を2万1600円から2万5200円に上げた。繁盛店のてこ入れや接客強化策の効果などで業況は順調、中長期でも積極出店によるシェア拡大が可能と評価した。233億円とみていた2019年5月期営業利益予想を246億円(会社計画230億円)、来期を253億円から268億円に増額した。

  石油関連株:国際石油開発帝石(1605)が3.7%高の1314円、出光興産(5019)が2.7%高の5720円、JXTGホールディングス(5020)が2.7%高の757.3円など。東証業種別指数の上昇率1位は鉱業、石油・石炭製品が4位。12日のニューヨーク原油先物市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限が前日比1.6%高の1バレル=70.37ドルと続伸。米原油在庫が3年半ぶりの水準に落ち込んだことや、米東海岸に接近しているハリケーン「フローレンス」が材料視された。市況高による在庫評価益の上乗せ期待が高まった。

  半導体関連:東京エレクトロン(8035)が3.0%安の1万6040円、アドバンテスト(6857)が5.4%安の2230円、SUMCO(3436)が4.3%安の1536円など。ゴールドマン・サックスは半導体メモリーなどのメーカーを苦しめてきた供給と価格決定の問題は来年にかけて悪化する可能性があると警告、東エレクなどの投資判断を引き下げた。野村証券も300ミリウエハーの生産能力拡大が予想以上で、来年以降に需給が悪化する可能性が高まったとし、SUMCOを格下げ。

  しまむら(8227):2.1%安の9870円。3-8月期営業利益は前年同期比4割減の140億円程度になったようだと日本経済新聞が報道。主力の婦人服の販売が落ち込んだほか、プライベートブランド(PB)もヒット商品に恵まれず売上高は同5%減の2700億円程度という。同社が公表している上期営業利益計画は前年同期比8.5%増の259億円、売上高は1.7%増の2889億円。

   エイチ・アイ・エス(9603):4.0%高の3645円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断「買い」、目標株価4600円で調査を開始した。「変なホテル」や「ハウステンボス」など独自商品で差別化、旅行業界での取り扱い高シェアを伸ばし中期的に2桁成長が続くとの見方を示した。18年10月期営業利益予想は前期比19%増の190億円(会社計画173億円)、19年10月期は227億円。

  神戸物産 (3038):2.8%高の5600円。17年11-18年7月期の営業利益は前年同期比5.6%増の118億円だった。主力の業務スーパー事業は関東エリアを中心に新規出店を進めたほか、PB商品の開発に注力し国内自社工場や自社輸入商品も増強し、売り上げを伸ばした。

  カチタス(8919):3.6%高の3195円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断「買い」、目標株価4300円で調査を開始した。拠点拡大や人員増強で中古住宅販売戸数の増加が見込まれる中、大株主であるニトリホールディングスやリプライスとの提携で仕入れや販売力が向上し、高い利益成長を予想する。

  ジャパンミート(3539):9.4%高の2260円。18年7月期営業利益は前の期比13%増の44億4900万円と、従来計画から6.4%上振れた。「ジャパンミート生鮮館」や「肉のハナマサ」を展開する主力のスーパーマーケット事業は、昨年の年末商戦好調や新規出店などで増益を確保。ゴールデンウイーク期間に実施した「肉フェス」などのイベントも好調でその他事業は大幅増益を達成した。19年7月期営業利益計画は前期比5.3%増の46億8600万円。

  奥村組(1833):3.9%高の3335円。発行済み株式総数の2.51%に相当する100万株、45億円を上限に自己株式を取得する。期間は13日から来年3月25日。この一環として13日、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で46万9200株、約15億円を取得した。

  鳥貴族(3193):4.9%安の2157円。18年7月期純利益は前の期比32%減の6億6200万円だった。焼き鳥の均一価格を280円から298円に変更したことや競争激化で既存店売上高が減少、出店拡大に伴い販売管理費も増加した。不採算店の減損損失約5億円を計上したことも利益を押し下げた。

  日本トリム(6788):4.3%高の5640円。発行済み株式総数の0.88%、4億円を上限に13日から来年3月末までに自己株式を取得する。

  マリオン(3494):13日にジャスダックに新規株式公開(IPO)。公開価格2380円に対して初値は60%高の3800円。賃貸用不動産の運営・管理のほか、不動産証券化商品の組成・販売も手掛ける。昨年9月にSBIホールディングスと資本業務提携した。18年9月期売上高計画は前期比7.9%増の27億900万円、営業利益は4.7%減の7億2700万円、1株利益は180.62円、1株配当は30円。終値は3155円。

  香陵住販(3495):13日にジャスダックに新規株式公開(IPO)。公開価格1700円に対し初値は16%高の1970円だった。茨城県地盤で不動産の売買、賃貸、仲介、管理を手掛ける。18年9月期の業績計画は、売上高が前期比2.2%増の50億5900万円、営業利益が7.1%増の4億7700万円、1株利益は285.17円。終値は1701円。

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