マイクロンやラムリサーチ株下落、ゴールドマンが投資判断引き下げ
Courtney Dentch-
マイクロンとラムの投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に下げ
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東京エレクトロンの投資判断も「バイ」から「ニュートラル」に下げ
ゴールドマン・サックスのアナリストらは、半導体メモリーなどのメーカーを苦しめてきた供給と価格決定の問題は来年にかけて悪化する可能性があると警告した上で、このためマイクロン・テクノロジーやラムリサーチなどの投資判断を引き下げたと説明した。マイクロンとラムリサーチの株価は12日の米株式市場で大きく下げた。
- ゴールドマン・サックスのアナリスト、マーク・ディレーニー氏はリポートで、マイクロンの投資判断を従来の「バイ」から「ニュートラル」に、目標株価を68ドルから50ドルに引き下げたことを明らかにした。NAND型半導体の供給過剰とDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)の需給懸念により、粗利益率が来年半ばまで低下する可能性が高いとした
- ディレーニー氏はウエスタンデジタルの目標株価を80ドルから63ドルに引き下げた。またシーゲイトについても44ドルから39ドルに下げた。供給過剰問題が来年にかけて続く見込みだとした
- ラムリサーチの投資判断は「バイ」から「ニュートラル」に、目標株価は224ドルから180ドルに引き下げた
- エンテグリスは強い買い推奨「コンビクション・リスト」から除外された。目標株価は43ドルから38ドルに引き下げたが、投資判断は「バイ」で据え置いた
- SKハイニックスと東京エレクトロンの投資判断も共に「バイ」から「ニュートラル」に下げた。サムスン電子とSUMCOはコンビクション・リストから除外した
- 株価終値はマイクロンが4.3%安、ラムが3.2%安、ウエスタンデジタルが2.9%高、シーゲイトが1.0%高
原題:Semiconductor Pricing Woes May Linger, Prompting Cuts at Goldman(抜粋)
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