コンテンツにスキップする

欧州いす取り、バイトマン氏にも望み-欧州委員長はメルケル氏自身も

  • ウェーバー氏が名乗り上げた欧州委員長ポストの行方が鍵
  • 欧州委員長がだめならECB総裁ポストがドイツの視野に

ドイツ連邦銀行のバイトマン総裁が次期欧州中央銀行(ECB)総裁になる芽は、まだある。

  欧州連合(EU)内のトップポストを巡る政治的駆け引きはまだ始まったばかりで、メルケル独首相は選択肢を残している。従って、次期ECB総裁候補としてバイトマン氏の名前が消えたわけではない。

Deutsche Bundesbank President Jens Weidmann Presents Annual Report

バイトマン氏

写真家:Alex Kraus / Bloomberg

  欧州委員長ポストの行方が鍵になる。ドイツが両方のポストを独占することはできないからだ。次期欧州委員長には独連立与党の一角を占めるキリスト教社会同盟(CSU)メンバー、マンフレッド・ウェーバー氏が名乗りを上げたが、メルケル首相は全面的な支持は表明していない。ウェーバー氏が最強の候補ではないかもしれないと、独政権が懸念していることがうかがわれる。

  ウェーバー氏が欧州委員長にならないなら、バイトマン氏はECB次期総裁候補として復活できると、事情に詳しい関係者が匿名を条件に述べた。

  両ポストの人事を決定しなければならない2019年10月までにはまだ時間がある。

  ドイツにとっての奥の手は、メルケル氏自身が欧州委員長になるというものだ。同氏はそのような臆測を却下したと伝えられているが、適任だという声が定期的に上がってきている。ポピュリスト政党の台頭や対米貿易摩擦、英国の離脱など問題山積のEUに重みを与え世界から認められるためにはよい人事かもしれない。

Up for Grabs

Key European positions are opening up next year

Note: *Praet is a member of the ECB Executive Board. The responsibilities are allocated by the ECB president

原題:How Merkel Might Name Draghi’s Successor as a Consolation Prize(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE