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インド・ルピー相場の予想引き下げ相次ぐ、貿易赤字拡大で

  • DBS:1ドル=75ルピーへの下落を予想、米利上げも重し
  • UBSは年末予想を66ルピーから73ルピーに修正

インド・ルピーのとどまるところを知らない下落を受けアナリストらが相場予想の見直しを急いでいる。ルピーが次々と安値を更新する中、DBS銀行などの金融機関は1ドル=75ルピーまで下落すると予想し始めている。

  インド商工省が先月発表した7月の貿易赤字は180億2000万ドル(約2兆円)と、前年同月の114億5000万ドルから拡大した。DBS銀行のシニア通貨ストラテジスト、フィリップ・ウィー氏によると、8月の貿易赤字も170億-180億ドルと高止まりする公算が大きい。米連邦準備制度の今月の追加利上げ見通しとともに、ルピー相場の重しとなっていると同氏は指摘した。 UBSセキュリティーズ・インディアは年末予想を66ルピーから73ルピーに修正した。スコシアバンクはルピーが連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて74ルピーに近づくと予想した。

  ルピーは10日に72.6738ルピーと、安値を更新。当局は通貨安に歯止めをかけるため中央銀行に一段と積極的な介入を要請したと事情に詳しい複数の関係者は話した。財務省当局者によると、海外在住インド人向け預金プランの導入といった措置を講じる可能性があるという。

  ブルームバーグのアナリスト調査によると、年末のルピー相場の予想中央値は70ルピー。11日午前の時点でルピーは0.1%高の72.3975ルピー。

India's rupee has slid with trade deficit widening to 2013 levels

原題:Rupee Forecasts Slashed by Analysts on Widening Trade Deficit(抜粋)

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