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ECBにまたフランス人の総裁誕生、チャンスなくはない-候補は3人

  • ビルロワドガロー、クーレ、ラガルドの3氏が候補
  • イタリアとスペインはない、フィンランドも考えにくいとクラベル氏

フランスのマクロン大統領が欧州中央銀行(ECB)の次期総裁を自国から出したいと考えれば、候補者はたくさんいる。

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Francois Villeroy De Galhau

ビルロワドガロー氏

撮影:Marlene Awaad / Bloomberg

  ブルームバーグの調査で名前が挙がった10人のうち3人がフランス人。ビルロワドガロー・フランス中銀総裁、クーレECB理事、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事の3人だ。

  フランスは既にトリシェ前総裁を出しているが、まだ出していないドイツがECB総裁よりも欧州委員長のポストを確保したがっているとみられ、フランスにチャンスがなくはない。

Benoit Coeure

クーレ氏

撮影:Alex Kraus / Bloomberg

  ドイツ連邦銀行のバイトマン総裁のECB総裁就任の確率が低下した今は、フィンランド中銀のリイカネン前総裁が最有力とされている。

  調査ではビルロワドガロー氏が僅差で2位。だが、ECBが自分で総裁を選べるならクーレ理事だと、ユーロ圏の複数の中銀当局者が匿名を条件に述べている。女性の進出を阻む「ガラスの天井」を次々打ち破ってきたラガルド氏なら、ECBに女性幹部を増やすという目的に沿える。

  いずれにせよ結局、ECB総裁人事は各国政府次第であり、欧州連合(EU)およびECBのポストを分け合う妥協の産物だ。

Christine Lagarde

ラガルド氏

撮影:Chris Ratcliffe / Bloomberg

  アクサのシニア国際エコノミスト、ローラン・クラベル氏によれば、ドラギ総裁の出身国である「イタリアが続けて総裁を出すのは不可能。既にデギンドス氏が副総裁になっているスペインもあり得ない。オランダかフィンランドならドイツをひねっただけだ。欧州委員長がドイツ人でECB総裁がフィンランド人というのは考えにくい。フランスにもチャンスはある」という。

原題:A French ECB President Again? Don’t Rule It Out If Germany Balks(抜粋)

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