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サムライローン、インド企業呼び込む-ドルより安いスワップコスト

  • パワー・グリッドとインド鉄道金融公社が邦銀から融資求めると関係
  • インド企業が今年調達した円建て協調融資、06年以来の高水準

日本の低金利と円資金調達のしやすさにインド企業が引き付けられている。ドル資金の貸し手が慎重になる中で、インド企業による円建て融資の調達がここ10年余りで最大となっている。

  海外企業への日本の金融機関からの融資、いわゆる「サムライローン」は今年、インド企業全体の外貨借り入れの6%強と、まだごく小さな一角にすぎないが、その重要性は高まっている。

  事情に詳しい関係者によれば、パワー・グリッドとインド鉄道金融公社が邦銀からの融資を求めており、インド企業が今年調達した円建てシンジケートローン8億4600万ドル(約943億円)相当がさらに増える見込み。この時期としては2006年以来の高水準だ。

Samurai Loan Rush

  米国の追加利上げやトルコとアルゼンチンの混乱の中で国外の銀行がドル資金の貸し出しに消極的となっていることが、高格付けのインド企業がサムライローンに向かう背景だ。インドの多くの銀行は不良債権比率が2000年以来の高水準で、国内企業への長期ローンの提供に及び腰だ。

  インドの金融会社ルーラル・エレクトリフィケーションは先月、サムライローン契約を結んだ。同社の財務ディレクター、アジート・アガルワル氏によると、円資金をルピーにスワップするコストはドル資金より10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)ほど安いという。ルーラルは三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)と9250万ドル相当の円融資5年契約を交わし、円資金をルピーに替えたと事情に詳しい関係者は話している。

原題:Facing Dollar Squeeze, Indian Companies Rush for Samurai Loans(抜粋)

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