コンテンツにスキップする

インドネシアの外貨準備、今年約10%減少-ルピア防衛で中銀が介入

  • 8月時点で1179億ドル-2017年1月以来の低水準
  • インドの外貨準備も今年減少-ルピーの下げ目立つ

金融政策だけでなく、外国為替市場への介入という点でもアジアの中央銀行の中で今年最も活発に動いているのが、インドネシア銀行だ。

  インドネシア中銀は今年に入り外貨準備をほぼ10%減らした。新興国市場で売りが広がる中で、ルピア相場を支えるためだ。フィリピン中銀の外貨準備は5%近く、インドは2%余り減少した。マレーシアと韓国の中銀は、リンギットとウォンがそれぞれ下げたにもかかわらず、外貨準備を増やした。

Indonesia's intervention has drained its foreign-exchange balance this year

  ルピアは1997-98年のアジア通貨危機以来の安値まで下落。インド・ルピーの年初来下落率は対ドルで約12%に達した。

  スカンジナビスカ・エンスキルダ・バンケンのアジア戦略責任者ユージニア・ビクトリノ氏(シンガポール在勤)は、ボラティリティーの大きい状態が続く可能性が高く、経済バッファーの評価基準として外貨準備がより重要になりつつあると指摘。「特にインドとインドネシア、フィリピンにそれが当てはまる。経常赤字を抱え、新興国市場のネガティブなセンチメントに影響を受けやすいと見なされる国々だ」と述べた。

  インドネシアの外貨準備高は8月に1179億ドル(約13兆1300億円)に減少。2017年1月以来の低水準だが、輸入および政府の対外債務返済コスト6.6カ月分を賄うのに十分だと中銀は説明している。

原題:Asia’s Biggest Drop in Reserves Is in Indonesia as Rupiah Slides(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE