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Photographer: Patricia Monteiro/Bloomberg

トランプ大統領の対中追加関税案、大豆市場の不安を喚起

  • トレーダーらは中国が米国産大豆に報復的な追加関税賦課すると懸念
  • トランプ大統領のコメントを受け、大豆先物は上げ幅を縮小
Soybeans stand ready to be harvested at the Santa Cruz farm near Atibaia, Brazil, on Wednesday, March 29, 2017. Brazil is world's biggest soybean exporter and second largest producer behind the U.S., according to the USDA.
Photographer: Patricia Monteiro/Bloomberg

トランプ米大統領は大豆市場に一段の恐怖を引き起こした。

  トランプ大統領は7日、大統領専用機の機内で記者団に対し、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆2000億円)相当に加え、さらに2670億ドル相当の輸入品にも関税を賦課する用意があると発言。これは既に貿易摩擦のターゲットとされている大豆需要への強い懸念を巻き起こした。中国は7月、米国産大豆に25%の追加関税を賦課、大豆先物相場の急落を招いていた。

  イリノイ州に拠点を置くアレンデールのチーフストラテジスト、リッチ・ネルソン氏は、トランプ大統領が直近の脅しを実行した場合、「中国が何らかの形で報復を行うのは明らかだ」とした上で、「これは大豆への追加関税を意味するだろうか。そして追加関税を導入するなら」どの程度になるだろうかと疑問を投げ掛けた。

  農業は米産業で稀な貿易黒字セクターであり、このため貿易摩擦のターゲットにされている。中国は世界1位の大豆消費国であり、米農家が輸出需要に強く依存していることから、中国の大豆関税は米国にとって特に手痛い打撃となる。

  大豆先物はトランプ大統領のコメント後、上げ幅を縮小した。

原題:Trump’s Threat for More Chinese Tariffs Sparks Angst in Soybeans(抜粋)

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