コンテンツにスキップする

ローソン銀行:開業3年で単年度黒字確保する-山下社長

  • 当面はATM事業を軸に、リテール分野にも取り組む
  • 地域金融機関とは共同店舗化などで経営効率化を図る

コンビニ店舗を展開するローソンの子会社、ローソン銀行は10日、事業方針を発表した。ATM事業を軸に開業3年での単年度黒字を目指す。サービス開始は10月15日を予定している。流通業界からの銀行参入はセブン&アイ・ホールディングス、イオンに続き3社目。

  発表資料などによると、当面はATM事業とリテール事業に取り組む。数年内に500万人のサービス利用を目指すという。リテールでは個人や店舗オーナーらを対象に預金口座、ネット決済サービスなどを提供する。当局の認可を前提に来年1月にクレジットカード事業も開始する予定。会見した同行の山下雅史社長は「開業3年で単年度黒字を確保する」と述べるとともに、当初の収益の柱はATM事業になるとの見通しを示した。

  また、地域金融機関との連携に関しては、特に過疎地域などでローソン店舗の一角を銀行の出張店舗として時間貸しすることも提案。銀行サービスの維持とコスト削減を両立できるとしている。ローソンは8月に金融庁から銀行業免許の交付を受けていた。

  一方、ATM事業ではセブン銀行が先行する。ローソンは約1万4000店の既存店のうち、約1万3000店にATMを設置済み。対するセブン銀行のATM台数は3月末で2万4392台となっている。山下社長は、ローソン店舗が圧倒的に多い地域があるほか、出張店舗に興味を持つ地域金融機関を開拓することで対抗できるとの考えを示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE