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イタリア財務相:市場沈静化は借金減らすことが鍵-閣僚全員が承知

  • GDP成長率を最大1.6%に押し上げることを目指すとトリア財務相
  • 「ほぼ全ての改革が漸進的に実施開始されることになる」と財務相

イタリアのトリア財務相は9日、成長を促進して包括的な政府支出プログラムを段階的に実施するには、国の借金を減らし、財政赤字を抑制する必要があることを政府は承知していると語った。

Giovanni Tria

トリア財務相

写真家:フェデリコ・ベルニーニ/ブルームバーグ

  トリア財務相は同国のチェルノビオで開かれたフォーラムに出席した際、「その後の利回り上昇で30億-40億ユーロ(3850億-5130億円)を余分に払う必要が出てくるとすれば、20億-30億ユーロ赤字を増やしても意味がない」と述べ、閣僚全員が「それを十分心得ている」と説明した。

  先週は財務相だけでなく、反エスタブリッシュメント(既存勢力)政党「五つ星運動」の党首であるディマイオ副首相兼経済発展相と、右派政党「同盟」の書記長を務めるサルビーニ副首相兼内相を含む主要閣僚が、2019年予算が欧州連合(EU)の財政赤字基準に違反することはないと投資家を安心させる発言を行い、イタリア債相場は週間ベースで約3カ月ぶりの大幅高となった。

  トリア財務相は同フォーラムで、イタリア政府が国内総生産(GDP)成長率を最大1.6%に押し上げ、「他のユーロ圏諸国との成長ギャップを来年にも半分に縮小させる」計画であることも明らかにした。

  財務相は「ほぼ全ての改革が漸進的に実行開始されることになる」とした上で、現在ユーロ圏で2番目に高いGDP比130%を上回る債務比率の圧縮が実現すれば、「金融市場でのイタリアのプレゼンスを強化し、ひいては財源を解き放ち、投資を呼び込むと期待される」と見通しを示した。

原題:Italy Debt Load Reduction Is Key to Calming Markets, Tria Says(抜粋)

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