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トランプ氏、フォードとアップルに国内雇用創出要求-両社には異論

  • フォード:新型クロスオーバーの米国内生産は採算合わず
  • アップルは5日付のUSTR宛て書簡で関税への懸念表明
Operations Inside The Ford Motor Co. Kentucky Truck Manufacturing Facility
Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg
Operations Inside The Ford Motor Co. Kentucky Truck Manufacturing Facility
Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

トランプ米大統領は9日、中国との貿易摩擦は最終的に米製造業の雇用を押し上げるとの見解を示した。しかし大統領が標的とする米企業のうちアップルとフォード・モーターには異論がある様子だ。

  トランプ大統領はこの日のツイッターへの投稿で、フォードが中国の工場から新型クロスオーバー車「フォーカス・アクティブ」を輸入する計画を取りやめると決定したことについて、同車種が「今後米国内で生産される可能性がある」ことを意味すると述べた。

  しかしフォードは中国以外の場所で生産を再開する計画はないとしている。同社は8月31日、中国生産車に25%の追加関税を課すというトランプ政権の措置により、採算性が損なわれると説明していた。

  フォードの広報担当マイク・レビン氏は9日のツイッター投稿で、「年間販売台数見通しが5万台を下回ることや、競争が激しい車種であることを考慮すれば、フォーカス・アクティブを米国で生産することは採算が合わないだろう」とし、大統領のツイートに否定的な見解を示した。

  トランプ大統領は8日、アップルが中国からの輸入品2000億ドル(約22兆2000億円)相当に対する米追加関税が発動すれば同社製品の値上がりを招くと警告したことを受け、同社は米国内に新工場を建設し始めるべきだと主張した。

  アップルは5日付の米通商代表部(USTR)宛ての書簡で、「これら関税に対する当社の懸念は米国が最も打撃を受けるのではないかということだ。関税導入の結果、成長の伸びや競争力の鈍化に加え、値上げが米消費者を直撃するだろう」と警告。経済てこ入れには他の措置を考案するよう政府に求めた。同社のクック最高経営責任者(CEO)は5月にも、関税は「正しいアプローチではない」と大統領に進言していた。

  トランプ大統領の最新の注文についてアップルにコメントを求めたが、これまでに返答はない。

原題:Trump Urges Ford, Apple to Bring Jobs Home. They Probably Won’t(抜粋)

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