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【米国株・国債・商品】株下落、トランプ氏が対中関税拡大を警告

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7日の米株式相場は下落。S&P500種株価指数は4日続落となった。中国との貿易戦争をエスカレートさせるようなトランプ大統領の動きを受けて、テクノロジー関連や多国籍企業の株価が値下がりした。

  • 米国株は下落、トランプ氏の対中関税に関する発言で
  • 米国債は下落-10年債利回り2.94%
  • NY原油は3日続落、週間では7月以降で最大の下げ
  • NY金は3日ぶり下落、堅調な雇用統計受け安全資産としての需要後退

  ナスダック100指数は週間では3月以降で最大の下げ。アップルは終盤下落に転じた。同社は、対中関税賦課により幅広い製品が影響を受けることになると説明した。トランプ大統領はこの日、事実上、中国からの輸入品全てに関税を賦課する用意があると警告した。S&P500種株価指数の週間での下落率は6月以降で最大。ダウ工業株30種平均ではボーイングの下げが目立った。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%安の2871.68。ダウ工業株30種平均は79.33ドル(0.3%)下げて25916.54ドル。ナスダック100指数は0.3%下落。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時55分現在、10年債利回りが6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.94%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が3日続落。週間では7月以降で最大の下げとなった。新興国市場の混乱で、エネルギー需要が後退するとの懸念が強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は2セント下げて1バレル=67.75ドル。週間では2.9%安と、7月半ば以来の大幅な下落率。ロンドンICEの北海ブレント11月限はこの日33セント高の76.83ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3日ぶりに下落。8月の米雇用統計で雇用と賃金の伸び加速が示されたことから、安全資産としての金の需要が後退した。金は週間ベースでも下げ、過去9週間のうち8週でマイナスとなった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.3%安の1オンス=1200.40ドル。週間では0.5%下げた。

  トランプ大統領はこの日、中国からの輸入2670億ドル(約30兆円)相当に対して追加関税を賦課する用意があると表明した。既に表明済みの2000億ドル相当に追加されることになる。

  朝方に発表された8月の米雇用統計では賃金上昇ペースの加速が示されるなど明るい内容となったが、トランプ氏の関税に関する発言が相場の重しとなった。

  ウェザビー・アセット・マネジメントの調査ディレクター、ボンセク・チョイ氏は「リスクは本物で、全面的な貿易戦争に近づいている兆候が強まりつつある」と指摘。「状況は急速に変わり得る。よって貿易戦争に関しては、もし多くの警告が現実のものとなった場合、情勢は極めて急速に変化するだろう」と述べた。

原題:U.S. Stocks Fall on Trade Rhetoric, Tech Jitters: Markets Wrap(抜粋)
Oil Posts Weekly Loss as Emerging-Market Rout Threatens Demand
Gold Staggers as ‘Worst-Is-Over’ View Tested by U.S. Job Gains

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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