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【NY外為】ドル上昇、雇用統計を好感-対中追加関税案も材料に

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7日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。週間ベースでは続伸となった。米労働省が発表した8月の雇用統計が好感され、米金融当局がインフレ期待を抑制するため利上げを継続するとの見方が強まった。また、緊張の続く米中通商問題が逃避先としてのドルの需要を高めた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%上昇。一時は0.2%安となる場面もあった。ドルは主要10カ国(G10)通貨の大半に対して上昇。対スウェーデン・クローナでは下げた。

  トランプ米大統領が中国からの輸入2670億ドル(約30兆円)相当に対して追加関税を賦課する用意があると表明すると、ドルは上げ幅を拡大した。この関税は既に表明済みの2000億ドル相当に追加されることになる。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で0.2%高の1ドル=110円99銭。対ユーロでは0.6%上昇の1ユーロ=1.1553ドル。スウェーデン・クローナに対しては0.5%下げた。

  雇用統計によれば、8月の平均時給は前年比で2.9%増と、2009年以来で最大の伸び。非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比20万1000人増。エコノミスト予想の中央値は19万人増だった。家計調査に基づく失業率は3.9%で変わらず。   

  ポンドは対ユーロで上昇。英国の欧州連合(EU)離脱問題でEUの首席交渉官を務めるミシェル・バルニエ氏がオーストリアのクルツ首相に対し、英国と締結を目指している離脱協定の90%がこれまでにまとまったと伝えたことに反応した。

欧州時間の取引  

  米雇用統計の発表前に英ポンドが対ドルで一時0.4%上昇する場面があった。欧州やロンドンのトレーダーによれば、ドルとポンドの取引量は少なかった。通常、雇用統計発表前は流動性が低く、それがポンド上昇を増幅した可能性がある。

原題:Dollar Rises for Second Week as U.S. Wages Advance: Inside G-10(抜粋)
Pound Jumps to Liven Up Market Caught in Pre-Payrolls Mode(抜粋)

(全文を書き換え、相場を更新し、第4段落以降を追加します.)
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