トルコ大統領、シリア即時停戦呼び掛け-ロシアとイラン首脳は応じず

  • 大規模な戦闘なら「血の湖」になる-エルドアン大統領
  • シリア北西部イドリブ県では政府軍とロシア軍の攻勢続く

シリア軍が7年にわたる内戦の最後の大きな戦闘に備える中で、トルコのエルドアン大統領は「大惨事」が迫っていると警告した。一方、シリアのアサド政権を支援するイランは、テロとの戦いは最後まで続けられるべきだと主張した。

シリア・イドリブ県サルマダで破壊された家屋(8月12日)

Photographer: OMAR HAJ KADOUR/AFP

  トルコ、イラン、ロシアの3カ国による首脳会議が開かれたテヘランでエルドアン大統領は7日、シリア北西部イドリブ県での即時停戦を呼び掛け、他の2国首脳に支持を求めた。ロシアのプーチン大統領はこれに応じず、3カ国がシリア政府や反体制派に指図することはできないと語った。

  エルドアン大統領は記者会見で「いかなる理由であれ軍による攻撃が行われれば、大惨事や殺人、人類の大きな悲劇が避けられない」と発言。「イドリブ県が血の湖に変わるのを見たくはない。同県について、われわれの安全保障上の懸念を解消させるような理性的な解決策を見いだす必要がある」と続け、大規模な攻撃が起きれば数百万人の難民がトルコに押し寄せるだろうと述べた。

  トランプ米大統領は今週、アサド大統領に対してイドリブ県での「虐殺」をやめるよう警告。同県ではシリア軍の砲撃が続くほか、ロシア軍機も爆撃している。

原題:Erdogan Warns Iran, Russia Against ‘Lake of Blood’ in Syria (1)(抜粋)

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