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カナダ中銀、利上げペース加速の是非を議論-金利維持決めた会合で

  • 過去1年の緩やかな利上げが適切か検証とウィルキンス上級副総裁
  • 借り入れコスト上昇や貿易摩擦に対応可能とする中銀の自信を示唆

カナダ銀行(中央銀行)は5日の会合で政策金利の据え置きを決めたが、政策当局者らは利上げペースを加速するかどうかについて議論し、最終的には現行の「緩やか」な利上げ軌道を維持することを選んだ。

  ウィルキンス上級副総裁は6日の講演で前日の政策決定を巡る政策理事会の議論に触れ、そうした議題が上ったのはカナダ経済がほぼ潜在能力いっぱいで稼働しているほか、景気循環が物価上昇との闘いに焦点が移る段階にあるためだと指摘した。

  ウィルキンス氏はレジャイナでの講演向けに準備した原稿で、中銀は「過去1年にわたり取ってきた緩やかな利上げアプローチが依然として適切かどうかを検証した」と説明。「この1年、経済の成長ペースが潜在成長率と同じだったほか、インフレ圧力の積み上がりに先駆けて金利が上昇する景気循環局面にあることを踏まえると、こうした疑問は当然だ」と述べた。

  同氏のコメントは、ポロズ総裁率いるカナダ中銀の政策担当者が金利を正常な水準に戻す決意を固めており、借り入れコスト上昇と貿易摩擦激化のいずれにも対応できるカナダ経済の能力に自信があることを示す明らかなサインだ。

  同氏はさらに、今週の政策決定会合では貿易環境が議論の中心となったことを明らかにした。

原題:Bank of Canada Debated Whether to Accelerate Rate Hikes (1)(抜粋)

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