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ブラックロック、インドネシア株への強気堅持ーゴールドマンは慎重

  • 新興市場株担当のスワン氏は「テーパータントラム」混乱時と比較
  • 以前と比べ経済は米10年国債利回り上昇にもっとうまく対応できる

資金運用で世界最大の米ブラックロックはインドネシア株に対する強気な見方を堅持している。ジャカルタ総合指数が2月のピークから14%下げ、ゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレーが慎重姿勢に転じたのとは対照的だ。

  ブラックロックのアジア・グローバル新興市場株責任者アンドルー・スワン氏は電子メールで、2013年の「テーパータントラム」と呼ばれる混乱期と比較し、マクロ経済安定化の兆しや経常赤字縮小、外貨準備高増加が支えになるはずだと指摘した。同年は当時のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が債券購入縮小の可能性を示唆したことから世界の金融市場に混乱が広がった。

Concerns over the emerging-market rout pushed Indonesian stocks lower

  スワン氏は「インドネシアに対しては引き続きポジティブで、以前と比べ経済は米10年国債利回り上昇にもっとうまく対応できる」とコメント。経済ファンダメンタルズ(基礎的諸条件)が依然としてしっかりし、不良債権比率も改善が進んでいることから、同国の中では銀行を「最もオーバーウエート」にしていると説明した。

Indonesian stocks slump as foreigners set for biggest annual outflow

  新興国市場の混乱が深まり、インドネシア・ルピアが売られる中で多くのストラテジストが警告を発している。モルガン・スタンレーのアナリスト、ショーン・ガーディナー氏は企業活動に影響し得るルピア安進行のリスクがまだあるとし、ゴールドマンのヌプル・グプタ氏はリポートで、新興国市場の売りが続けば、インドネシア資産に対する圧迫が続く可能性が高いと指摘した。

原題:BlackRock Bullish on Indonesia Stocks Despite Wave of Caution(抜粋)

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