コンテンツにスキップする

きょうの国内市況(9月7日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株は続落、米通商問題と円高警戒ー半導体関連や機械など外需安い

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は続落。米国の対中追加関税発動が意識される中、トランプ米大統領が日本との通商対決を視野と伝えられ、通商問題への懸念が高まった。為替相場の円上昇や米ハイテク株安もあり電機や機械といった輸出関連、石油・石炭製品や非鉄金属など素材関連が安くなった。

  TOPIXの終値は前日比8.1ポイント(0.5%)安の1684.31、日経平均株価は同180円88銭(0.8%)安の2万2307円06銭。TOPIXは7日続落、日経平均は6日続落。

  SMBC信託銀行の山口真弘シニアマーケットアナリストは「貿易問題でトランプ米大統領が急に日本を名指ししたため、マーケットは驚いて警戒感が高まった」と述べた。米国の対中追加関税についても「実際に関税賦課が始まれば、両国と貿易関係が強い日本企業に影響が及ぶ」ことに懸念を示す。

  下げが目立ったのは半導体関連。東京エレクトロンが日経平均の下落寄与度首位となったほか、アドバンテストやSUMCO、SCREENホールディングスなど軒並み大幅安。米半導体製造装置メーカーのKLAテンコールが年末までの見通しを軟化させたほか、モルガン・スタンレーのアナリストがDRAM製品への需要低迷でメモリー市場の悪化を予想するなど慎重な見方が相次いだ。6日の米フィラデルフィア半導体株指数は2.7%下げた。

  東証1部33業種の下落率上位は石油・石炭製品、電気機器、金属製品、機械、ガラス・土石製品、建設。電気・ガス、陸運、空運、小売は上昇。売買代金上位では東エレクなど半導体関連のほか、業績計画を下方修正した積水ハウス、一般建機の需要天井感で大和証券が投資判断を下げたコマツが安い。資生堂や花王の化粧品株、KDDIは上昇。

●超長期債が小幅高、日銀オペ方針に安心感でフラット化続く

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券市場では超長期債相場が小幅高。日本銀行による今月の国債買い入れオペが月間ベースでは小幅な減額に落ち着くとの安心感に加えて、米国を巡る貿易戦争拡大の懸念を受けた米債高と円高・株安も追い風となった。

  現物債市場で新発30年物の59回債利回りは0.83%と、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)下回って開始。その後は0.835%で取引された。新発40年物の11回債利回りは0.5bp低い0.97%。長期金利の指標となる新発10年物国債の351回債利回りは横ばいの0.105%で推移した。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部の鈴木秀雄課長は、市場は9月のオペ方針で「当初は回数減に注目したが、月間ベースの減額幅が小幅にとどまる点が意識され、安心感からボラティリティーも低下してきた」と指摘。「これまでショートしやすかった超長期ゾーンを中心に買い戻しの動きが広がり、イールドカーブのフラット化につながっている」と述べた。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比5銭高の150円44銭で取引を開始後、円高・株安を背景に一時150円48銭に上昇。午後もこの日の高値圏で推移したが、取引終盤にかけては伸び悩み、結局は1銭安の150円38銭で引けた。

  財務省はこの日、残存期間1年超5年以下の既発債を額面で4000億円程度、追加発行する流動性供給入札を実施。市場の需給環境を映す応札倍率は4.74倍と、3月以来の高さとなった。

●円上昇、日米貿易摩擦警戒でドル・円は一時約2週間ぶり110円前半

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場では円が上昇。トランプ米大統領の発言を巡る米紙報道を受けて日米貿易摩擦への警戒感が高まり、ドル・円相場は一時約2週間ぶりの円高水準を付けた。

  この日の相場は円買いが先行。主要10通貨すべてに対して上昇する場面があった。対ドルでは一時1ドル=110円38銭と8月22日以来の水準まで円高が進行、午後3時57分現在は110円66銭で推移している。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のオピニオン記事は、貿易を巡って日本と争う可能性を示唆するトランプ大統領の発言を報じた。

  CIBC証券金融商品部の春木康部長は、トランプ政権の対日貿易姿勢についてそこまで強硬ではないと思っていた向きもいるだろうが、「貿易赤字が膨らむ中で、貿易交渉の姿勢が強固であることが確認された」と指摘。米国の対中関税やカナダとの北米自由貿易協定(NAFTA)交渉の行方なども重しとなり、ドル・円とクロス円(ドル以外の対円相場)の調整を促したと説明した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE