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米雇用統計、9月利上げほぼ確実となる内容か-12月利上げには疑問も

  • 雇用者数は19万8000人増となる見通し-前月は15万7000人増
  • 年内の追加利上げについて懐疑的な見方が続く可能性が高い

8月の米雇用統計で雇用者数の伸びが回復すれば、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げがほぼ確実となる見通しだ。ただ、賃金の伸びが予想外に加速しない限り、投資家の間では年内の追加利上げについて懐疑的な見方が続く可能性が高い。

  ブルームバーグの調査によると、8月の非農業部門雇用者数は19万8000人増となる見通し。7月は15万7000人増だった。失業率は3.8%に低下し、1969年以降の最低水準に並ぶと見込まれている。平均時給は前年同月比2.7%増と3カ月連続で昨年より増え、2017年平均の伸び(2.5%)をわずかながら上回る見通し。

  低い失業率と底堅い米国経済は、9月利上げがほぼ確定的であることを意味するものの、賃金の伸び悩みは、米金融当局が12月に見通しに沿って今年4回目の利上げに踏み切ると投資家が完全に納得していない理由の一つだ。貿易摩擦の激化、新興国市場の混乱、過去のリセッション(景気後退)に先行して発生した逆イールドにつながるリスクも存在する。

Awaiting Acceleration

Wages growing only moderately even as U.S. jobless rate is near the lowest since 1969

Source: Bureau of Labor Statistics

  バークレイズの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・ゲーペン氏(ニューヨーク在勤)は「労働市場は良い状況」にあり、雇用者数が堅調な伸びを示せば「十分なゴルディロックス(好調)」となり、9月利上げが決定的になるのを後押しするだろうと指摘した。

  市場は25、26日のFOMCでの利上げを完全に織り込んでいるものの、12月利上げの確率は70%程度にとどまっている。先物市場が現在織り込む19年の利上げの回数は2回未満。米金融当局者が四半期ごとの経済予測で示すドット・プロット(金利予測分布図)は、今年計4回の利上げと、19年の3回の利上げを示唆している。

Eurodollar traders price in fewer than 2 hikes in 2019

原題:Jobs Report Set to Seal September Fed Hike, Not Future Path (1)(抜粋)

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