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フェイスブック、投資家が何よりも懸念しているのは利益率の縮小

  • 信頼回復に必要なのは収益の伸びが復活可能であると示すこと
  • 営業利益率は向こう数年間に30%台半ばに「向かう」-CFO
Facebook App And Logo As Shares Plunge
Photographer: Johannes Berg/Bloomberg
Facebook App And Logo As Shares Plunge
Photographer: Johannes Berg/Bloomberg

米ソーシャル・ネットワーク会社フェイスブックは今年に入って、データのプライバシーを巡る不祥事や米議会からの審査、ユーザーの伸び鈍化に立ち向かってきた。しかし、投資家を最も躊躇(ちゅうちょ)させているのは利益率の縮小だ。

  フェイスブックの株価は7月に1日で1210億ドル(約13兆円)の時価総額が吹き飛んだ後も下げ続けている。買いに慎重な投資家の信頼を取り戻すには収益の伸びを復活できることを示す必要があると、アナリストや株主は指摘する。

  ガーバー・カワサキ・ウェルス&インベストメント・マネジメントのロス・ガーバー最高経営責任者(CEO)は電話取材に対し「フェイスブックは誰に対しても信頼を築いていない。問題への対応がかなりお粗末だ」と語った。

Facebook dips below post-earnings low amid Congressional grilling

  フェイスブックが営業利益率の縮小や売上高の伸び鈍化の見通しを示したことで、株価が歴史的な下げを記録した後も値下がりが続いている。コンテンツに関する同社のポリシーがトランプ大統領から批判されたことや政府規制の見通し、一部ユーザーが利用時間を減らしているとの調査結果もプラスには働いていない。5日にはシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)が出席した米上院情報特別委員会の公聴会で、ソーシャルメディア企業の規制が議題に上った。株価は2.8%安と、4営業日続落となった。

  一方、ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、マイケル・パクター氏は、同社が支出を削れば株価への圧力が和らぐだろうと指摘する。

  デービッド・ウェーナー最高財務責任者(CFO)は7月25日の決算発表後の電話会議で、製品開発やインフラ、セキュリティーなどを巡る計画への支出は今年50-60%増となり、来年は増収率を上回ると説明した。こうした計画には偽ニュースや選挙妨害などの調査に携わる数千人の採用計画が含まれる。またデータセンターや設備といった有形資産含む設備投資は昨年の67億ドルから今年は150億ドルに急増する見通し。営業利益率は向こう数年間に30%台半ばに「向かう基調」とウェーラーCFOは説明している。4-6月(第2四半期)は44%だった。

  パクター氏は「実際に利益率が圧迫されるなら、彼らは何に資金を使うかを考え直すべきだ。投資家はそれを好まないからだ。利益率が実際に拡大すれば、株価は200ドルを回復し、そのまま上昇し続ける」と話した。

原題:Facebook’s Shrinking Margins Top List of Stock’s Recent Woes (1)(抜粋)

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