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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

S&P500に5%下落余地、米国が対中追加関税25%発動なら

  • 想定より高い関税率発表は売りのきっかけとなる可能性-パーカー氏
  • UBSのエコノミスト、9月末までに10%の関税発動を予想
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Tuesday, Sept. 4, 2018. U.S. stocks fell, Treasuries weakened and the dollar climbed as trade tensions persisted and emerging markets remained under pressure.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国が中国に対して新たな関税措置を講じる見通しが強まる中、UBSは米国株の強靱(きょうじん)さが危険にさらされていると警告した。

  ストラテジストのキース・パーカー氏は、トランプ米大統領が予想されている税率のレンジ上限で追加関税を発動するなら、米国株は4月以来最大の下げに見舞われる可能性があると予想。市場にまだ織り込まれていないと同氏がみるシナリオとして、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆1000億円)相当に25%の関税が上乗せされた場合、S&P500種株価指数は5%下落する恐れがあるという。同行のエコノミストは9月末までに10%の関税発動を予想している。

  追加関税に関するパブリックコメント期間は6日に終了する予定。この期限が終了次第、トランプ大統領は関税を発動したい意向だと、ブルームバーグ・ニュースは先週、事情に詳しい複数の関係者を引用して報じた。関税率は10-25%のレンジになる見通し。

  米中交渉が進展する兆しがほとんど見られない中でも、米国株は中国株とは対照的に、過去数カ月にわたり貿易摩擦の影響を乗り越えてきた。S&P500種は8月まで5カ月連続で上昇し、最高値を更新する一方、上海総合指数は弱気相場に突入した。
              

UBS sees S&P 500 dropping 5% should Trump impose 25% China tariffs

                  
  パーカー氏は、企業が自社株買いのブラックアウト期間に入り、市場にとって重要な下支え要因がなくなる局面で、想定よりも高い関税率の発表は売りのきっかけとなりかねないと指摘。「25%の関税率は事態の深刻化と解釈される恐れあり、収益により大きな影響を及ぼすだろう」と語った。
           

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原題:UBS Sees S&P 500 Dropping 5% Should Trump Levy 25% China Tariffs(抜粋)

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