コンテンツにスキップする
Photographer: Westend61/Westend61

半導体株が下落、メモリー市場に懸念も

更新日時
  • 両社株は共に一時10%を超える下落となった
  • 半導体業界の需要が鈍化しているとの懸念が重し
Microchip with fuel cells, close up
Photographer: Westend61/Westend61

6日の米市場では半導体株が苦しい展開を余儀なくされた。業界の需要が鈍化しているとの懸念が重しとなった。

  半導体製造装置メーカーのKLAテンコールのブレン・ヒギンズ最高財務責任者(CFO)は、10-12月(第4四半期)は上向きを予想するものの、当初の予想をやや下回るもようだとして、年末にかけての見通しを軟化させた。ニューヨークで開かれたシティ・グローバル・テクノロジー・カンファレンスでの発言。

  この日は半導体メモリー製造のマイクロン・テクノロジーも大幅安。ベアードが同社に対する半導体大型株トップ銘柄の指定を取り消したことが嫌気され、フィラデルフィア半導体指数の下落率上位に入った。トップ銘柄指定の取り消しについてベアードのアナリスト、トリスタン・ゲラ氏は、粗利益率がピークに達していること、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)価格の頭打ち状態、NAND型フラッシュメモリー過剰供給の悪化が懸念されるためだとした。モルガン・スタンレーのアナリスト、ショーン・キム氏は、DRAM製品への需要低迷でメーカー在庫の余剰が生じ、価格を圧迫しているため、メモリー市場は第4四半期にかけて悪化する見込みだと指摘した。

関連記事:半導体株が安い、KLAのプレゼン後に下げ加速-メモリー市場懸念も

KLA-Tencor and Micron plunged Thursday dragging down the SOX index

  悪材料が相次ぐ中でマイクロンとKLAは6日、S&P500種株価指数構成銘柄のうち下落率上位に入った。終値はマイクロンが前日比9.9%安の44.65ドル、KLAは同9.7%安の107.28ドル。両社とも日中には下落率が10%を超えた。

  ただ、KLAのヒギンズCFOは「KLAテンコールと業界にとって2018年は引き続き非常に力強い年だ」とシティの会合の冒頭で指摘。19年上半期にかけてのシフトは「かなり良好と見える」と語った。

原題:Worst Day in Years for Micron, KLA-Tencor Wallops Chip Suppliers(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE