Photographer: Ismail Ferdous/Bloomberg

新興国資産の下げは反転へ、ピーク時を的中させたファンドが予想

Photographer: Ismail Ferdous/Bloomberg

新興国資産価格のピークを予測したヘッジファンドのベテラン資産運用者は、7カ月に及ぶ新興国資産売りはほぼ終了したと言う。

  米ヘッジファンド運用会社ワイス・マルチストラテジー・アドバイザーズ(運用資産17億ドル=約1882億円)のジョルディ・ビサー最高投資責任者(CIO)によると、下げは近く反転する可能性がある。ビサー氏が今年1月後半に「大規模な調整局面」に入るとの見方を示して以来、MSCIの新興国株価指数は19.9%下げ、アルゼンチンからトルコに至るまで新興国の通貨は最安値を更新。新興市場全体に波及懸念が広がっている。

Jordi Visser

Source: Weiss Multi-Strategy Advisers

  同氏はブラジル・レアル、メキシコ・ペソ、中国のインターネット関連株に言及し、「時期については大半のダメージは終わったと言えよう。しかし相場への影響はまだ分からない」と発言。「時期と相場の関係は、米金融当局や各国当局との協調に左右されるだろう」と述べた。  

  ビザー氏によれば、米金融当局による緩和あるいは緩和的な政策、世界的に協調行動が増えた場合、通常は新興国資産の売り終了を示唆する。今は制裁や関税、米当局による引き締めなど、状況がより複雑化しており、投資家はより忍耐強くなるべきだと、同氏は指摘する。

  さらに「(米金融当局が)何らかの理由で利上げを停止した場合、新興国市場での機会を模索し始める非常に良い出発点となるだろう」と述べた。

原題:Hedge Fund That Called Emerging-Market Selloff Sees Turnaround(抜粋)

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