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EU離脱投票前に政治工作か、世論調査会社を調査

  • 世論調査会社サーべーション、UKIPから18万ポンド受け取る
  • 英当局、UKIPが対価で何を受け取ったか調査
The Electorate Head To The Polls In A Snap General Election
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg
The Electorate Head To The Polls In A Snap General Election
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

英国を欧州連合(EU)離脱へと導いた当時の独立党(UKIP)党首、ナイジェル・ファラージュ氏。同氏とつながりのある世論調査会社に、当局の調査が入った。複数の記録やインタビューで明らかになった。

  ファラージュ氏のアドバイザーを務めたダミアン・リヨンズローウェ氏が設立したサーべーションは、世論調査の実施だけでなく、別会社を使って世論がEU離脱やUKIP、ファラージュ支持へ傾くよう誘導する手助けもしていた。同社の活動に詳しい数人とのインタビューで明らかになった。

  2015年の選挙運動費用支出報告書によると、UKIPはこの別会社に18万6000ポンド(現在のレートで約2700万円)以上を支払っていた。EU離脱を巡る国民投票など、政治活動でのデータ分析活用について広範な調査を進めている英情報コミッショナー事務局(ICO)は、この対価として正確に何を得たのかUKIPに説明を求めている。別会社は国民投票から18日後に解散の手続きが取られていた。

  UKIPを代表する弁護士らはICOの要求に抵抗し、裁判所に不服を申し立てたが敗訴。ICOの報道官によると、UKIPはいまだ要求に応じず、再び不服を申し立てる意向を書面で通知してきた。

  UKIPの広報担当を務めるガウェイン・タウラー氏は、同党が「常にルールの範囲内で行動してきたと確信している」と述べつつ、これ以上のコメントは控えた。オーストラリアとニュージーランドで講演ツアー中のファラージュ氏は、コメントを求める電子メールとテキストメッセージに応答していない。

原題:Brexit Pollster Faces Scrutiny Over Secret Political Operations(抜粋)

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