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9月6日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:円など逃避先通貨に買い、新興国市場への懸念根強く

  6日のニューヨーク外国為替市場では円やスイス・フランが上昇。ロシア・ルーブル下落で新興国市場への懸念があらためて強まった。カナダ・ドルはカナダ金融当局者の発言を受けて上昇に転じた。

  新興国の株式が弱気相場入りぎりぎりの水準にとどまり、ルーブルが下げたことから、円とフランはドルに対し上伸した。ルーブル安は、ロシアのメドベージェフ首相が国内金利は高過ぎるとの認識を示し、同国中央銀行に働き掛けたことが手掛かり。

  ニューヨーク時間午後4時43分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%低下。ドルは対円で0.7%下げて1ドル=110円70銭、対ユーロでは0.1%上げて1ユーロ=1.1624ドル。

  取引終盤には、トランプ米大統領が貿易を巡って日本と争う可能性を示唆したとの報道を受け、対ドルでフランは4月以来の高値に上昇、円は1ドル=110円52銭と2週間ぶり高値を付けた。

  カナダ・ドルは米ドルに対し上昇。カナダ金融当局が「漸進的」利上げが適切かどうかを議論したとの当局者発言が材料視され、それまでの下げを埋めた。

  ドルは主要10通貨に対してまちまち。トランプ大統領が追加の対中関税を検討する中、米雇用統計の発表を翌日に控え、トレーダーは慎重姿勢を維持した。

欧州時間の取引

  米国が追加の対中関税を今週発動するとの懸念で逃避需要が高まり、円とフランが上昇。ホワイトハウスのサンダース報道官は前日、トランプ大統領が意見公募期間が6日に終了した後、対中追加関税を実施する「可能性はもちろんある」と述べた。
原題:Havens Advance, Canadian Dollar Reverses Losses: Inside G-10(抜粋)
Havens Gain While Krona Drops on Balancing Riksbank: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500種が3日続落、テクノロジー安い

  6日の米株式市場ではS&P5000種株価指数が3日続落。貿易戦争が拡大するとの不安や、コンピューター用半導体の需要後退を巡る懸念から、テクノロジー株が再び売られた。新興国の株式市場は弱気相場入りに近づいた。米国債は上昇。

  • 米国株はS&P500種が3日続落、テクノロジー安い
  • 米国債は上昇、10年債利回り2.87%
  • NY原油は続落、新興国株の下落が手掛かり
  • NY金は続伸、市場は貿易戦争や新興国市場の混乱を見極めへ

  ナスダック指数も3日続落。半導体セクターの減速懸念から関連銘柄が売られた。午後には売りが細り、ダウ工業株30種平均は上げに転じた。個別株ではフェイスブックがこの日も下げ、これで4営業日続落。ソーシャルメディアに対する規制が強化されるとの懸念が強まった。

  S&P500種株価指数は前日比0.4%安の2878.05。ダウ工業株30種平均は20.88ドル(0.1%)高の25995.87ドル。ナスダック総合指数は0.9%安。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時50分現在、10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.87%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が続落。2週間ぶり安値となった。新興国の株価が大きく下げたことが手掛かり。新興国株の指数は1月の高値からの下落率が20%に達した。通常、直近の高値からの下落率が20%を超えると弱気相場入りとされる。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は95セント(1.4%)安の1バレル=67.77ドル。ロンドンICEの北海ブレント11月限は77セント下げて76.50ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。市場は、米中の貿易戦争や新興国市場の混乱が今後どう展開するか見極めようとしている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.2%高の1オンス=1204.30ドル。

  MUFGユニオンバンクのチーフ金融エコノミスト、クリス・ラプキー氏(ニューヨーク在勤)は「多くのリスク要素が存在する」とし、「新興国市場は他の市場での動揺を引き起こしている。また貿易面での緊張の高まりはこれまで長く続いてきた貿易パターンを脅かし、企業のサプライチェーンを混乱させている」と述べた。
原題:U.S. Technology Shares Drop, Treasuries Gain: Markets Wrap(抜粋)
Crude Sinks as Emerging-Market Tumult Leads to Risk-Off Mood
PRECIOUS: Gold Gains Amid Angst Over Trade War, Emerging Markets

◎欧州債:イタリア債が4日続伸、ドイツ債も上昇

  6日の欧州債市場ではイタリア債が4日続伸し、アウトパフォームした。ドイツ債も次第に上昇。原油安や、2年半ぶりの安値に落ち込んだロシア・ルーブルなど新興国通貨が注目された。

  ユーロ圏国債の利回り曲線は大半がブルフラット化。例外的にイタリア債はブルスティープ化が進んだ 。

  イタリア国債先物の取組高は2年ぶりの大幅減少。同国10年債利回りは週初から30ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下した後、ショートカバーが続いたことを示唆した。

  英国債は2024年4月償還予定の6年債入札が低調だったが、引けにかけて指数リバランスの資金が上昇を後押しした。

  ドイツ10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.35%、フランス10年債利回りは3bp下げて0.69%、イタリア10年債は2bp低い3.07%。
原題:EGBs Rise on Risk-Off, BTPs Trim Bid; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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