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20年ぶりの1万5000ルピアに迫る-インドネシアは果たして危機なのか

  • 年初来の下落率は約9%-98年は32%急落だった
  • 外貨準備高は7月時点で1183億ドル-20年前の同月は195億ドル
Indonesia's Rupiah Breaches 14,000 as GDP Growth Misses Estimate
Photographer: Dimas Ardian
Indonesia's Rupiah Breaches 14,000 as GDP Growth Misses Estimate
Photographer: Dimas Ardian

インドネシア・ルピアが今年1ドル=1万5000ルピアに値下がりするとしても、その意味合いは20年前とはかなり違うように見える。

  ルピアは6日の取引で上昇。ジャカルタ時間午前10時10分(日本時間午後0時10分)現在、0.4%高の1万4885ルピアとなっている。

Rupiah weakens to levels last seen two decades ago

  1998年のアジア通貨危機時以来となる1万5000ルピアに近づいているルピアだが、年初来の下落率は約9%。98年は32%急落だった。2013年にも21%下落。同年には当時のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が債券購入縮小の可能性を示唆したことから生じた「テーパー・タントラム」と呼ばれる混乱が生じた。

Indonesia's current account is in a seventh straight year of deficit

 

  国際通貨基金(IMF)のデータによれば、インドネシアの経常収支は1997-98年の危機に至る17年間、赤字が続いていた。その後は14年間にわたり黒字で、2012年に再び赤字となった。今年は国内総生産(GDP)比で約1.92%の経常赤字になるとIMFは推計している。

Limiting Liabilities

Indonesia's general government debt has slimmed as a share of growth

Source: International Monetary Fund

Note: General debt includes all government liabilities except equity and investment fund shares, financial derivatives and employee stock options.

  IMFはまた、インドネシアの一般政府総債務は対GDP比で2000年の87.4%から、今年は約29.6%に縮小すると想定。IMFが集計したインフレ統計では、1998年の消費者物価上昇率は平均58%だったが、2015年11月以降のインフレ率は5%を下回る水準にとどまっていることが分かる。

  インドネシア中央銀行による今年のインフレ率目標は2.5-4.5%。IMFが4月に公表した直近の見通しでは、今年は平均3.5%になるとしている。

Indonesia's reserves leak a bit in 2018 after long-term buildup

  外貨準備高は今年7月時点で1183億ドル(約13兆1700億円)。20年前の同月は195億ドルだった。

原題:15,000-Rupiah Indonesia of 2018 Looks Different From 1998 (1)(抜粋)

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