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Photographer: Dado Galdieri

新興国市場の売りが「伝染」、専門家が警告

Guanabara Bay is seen in this aerial photograph of Rio de Janeiro, Brazil.
Photographer: Dado Galdieri

アルゼンチン売りに始まり、次いでトルコ。そうこうするうちに、南アフリカ共和国からブラジル、インドネシアの資産が売りに見舞われ、新興国市場全体に売りが押し寄せた。

  JPモルガン・チェースやブラックロックなどの投資家やストラテジストはこうした状況を、「伝染」という一言で表現している。

  論拠は以下のようなものだ。特定の資産クラスは長期的には価値を提供するかもしれないが、投資家はその比較的安全な保有資産を売る。より脆弱(ぜいじゃく)な市場での損失を補うためだ。あるいは全ての新興国市場を同等に扱い、無差別に売るという、もっと悪いケースもある。群衆心理に支配され、一部の国では個別リスクがどうであるか関係なく、買いを選択する投資家は大やけどを負うリスクを抱える。

  ブラックロックのマネーマネジャー、パブロ・ゴールドバーグ氏は「新興国市場では信頼感の危機が起きており、ある程度の伝染がみられる」と指摘。「こうした短期的な為替の動きを踏まえると、急いで手を出すのは難しい」と述べた。

  JPモルガン・プライベート・バンクのグローバル投資ストラテジスト、アナスタシア・アモローゾ氏はブルームバーグテレビジョンで、「新興国市場にとって良い話ではない」と指摘。「貿易戦争が関心を集め、米金融当局が世界の他地域に比べて圧倒的に速いペースで金利を引き上げる限り、ドル上昇に有利な環境にあると考える」と話した。

Emerging-market currencies slide to lowest since May 2017

原題:JPMorgan, BlackRock Warn of Contagion Pummeling Emerging Markets(抜粋)

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