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キャパニック選手のナイキ新広告、メディア露出度は48億円相当

  • メディアでの反応は大半が中立または好意的-否定的な見解上回る
  • ナイキは常識を覆す選手を長い間支援してきた経緯がある

ナショナル・プロフットボールリーグ(NFL)サンフランシスコ・49ersの元クオーターバック(QB)、コリン・キャパニック選手を起用した米ナイキの新たな広告が物議を醸していることは、同社にとって想定内に違いない。反発があってもナイキブランドにとってそれがプラスに働くからだ。

Tampa Bay Buccaneers v San Francisco 49ers

2016年10月23日、試合開始前の国家斉唱中にひざまずくキャパニック選手

写真家:エズラ・ショウ/ゲッティイメージズ

  アペックス・マーケティング・グループによると、キャパニック選手が広告塔になることをツイッター上で初めて公表してから24時間以内にナイキがメディアで取り上げられ、その露出度は4300万ドル(約48億円)強に相当する。その大部分が中立や好意的な反応だった。 その効果は一部の顧客離れのリスクをはるかに上回ると、ベイカー・ストリート・アドバタイジングのスポーツマーケティングエグゼクティブ、ボブ・ドーフマン氏は分析する。

  また同氏は、ナイキが契約を結ぶ選手に強いシグナルを送り、同社を理解のあるリスクテーカーと位置付けるものだとみている。「それはどの会社もできることではないが、ナイキにとっては間違いなく賢いビジネスだ」と語った。

  ナイキの広報担当者はコメントを求める要請に応じていない。4日の同社の株価は3.2%安で終了。ナイキの競合相手アディダスも下落した。

  今回の広告はナイキとキャパニック氏との新たなパートナーシップの第一弾にすぎない。同氏は2011年にNFL入りしてから同社と契約を結んでおり、それが延長されている。広告では「何かを信じよう。たとえすべてを犠牲にしても」というスローガンとともにキャパニック氏の顔が映し出される。同氏は人種差別や警察官の暴力に抗議するため国家斉唱中に起立を拒否してひざまずいたことから、16年以降は登録選手から外れている。

  常識を覆す選手を支援するのは前々からナイキのマーケティング活動の一部となっている。それは同社にとって初のスポーツ選手広告に登場した陸上のスティーブ・プリフォンテーン選手と契約を結んでいた1970代前半に遡る。先月には、長い間ナイキの所属だったセレーナ・ウィリアムズ選手が全仏オープンテニスで着ていたウエアを大会の主催者から禁止された時にも、「衣服から彼女のスーパーヒーロー(英雄的な力)を抜き取ることはできるが、彼女のスーパーパワー(強力な力)は取り去ることができない」と同社はツイートした。

They Just Did It

Nike's new Colin Kaepernick campaign has generated over $43 million in media exposure

Source: Apex Marketing Group

Through 9:30am ET Sept. 4.

原題:Kaepernick Campaign Created $43 Million in Buzz for Nike (1)(抜粋)

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