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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

S&P500種の19年上昇率、今年並みの11.7%を予想

  • S&P500種の19年末予想は3350-18年末予想は3000
  • グローバル環境の改善はさらなる株高の前提条件ではない-ゴラブ氏
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Friday, Aug. 31, 2018. Technology shares advanced as the S&P 500 Index headed to a fifth monthly gain while investors awaited developments on trade talks.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

クレディ・スイスは、2019年が米国株にとって今年と同じくらい良い年になるとみている。業績を押し上げる新たな減税がないとしてもだ。

  チーフ米国株ストラテジストのジョナサン・ゴラブ氏は、19年末のS&P500種株価指数を3350と予想。これは同氏の18年末の予想3000に対して11.7%の上昇余地があることを示している。18年末の予想が的中すれば、今年の年間上昇率は12.2%となる。同指数の8月31日終値は2901.52。

  ゴラブ氏は9月4日のリポートで、「長短金利の逆転リスクや米中間選挙を受けた混乱の可能性、米当局による金融引き締め継続により、今後1年4カ月は投資家にとって特に難しいだろう」と指摘する一方、「こうしたリスクにもかかわらず、堅調な経済成長や1株当たり利益の伸び、穏やかなリセッション(景気後退)リスクは、相場をさらに押し上げるのに十分だと考えている」と記した。
               

Credit Suisse sees S&P 500 ending 2019 at 3,350

  ゴラブ氏はブルームバーグテレビジョンとの最近のインタビューで、市場には南アフリカ共和国やトルコ、アルゼンチンからトラブルの兆候が表れつつあるが、グローバル環境がより良好になることは米国株のさらなる上昇の前提条件ではないとの見方を示した。米国とその他の国々とのデカップリング(非連動)を予想してきた分散シナリオは、「19年の非常に遅い時期」まで実現し続けるだろうと語った。

  同氏はテクノロジーセクターに加え、インターネット小売りや通信サービスの一部の銘柄を選好。この銘柄群は、平均を上回る売上高と利益見通し、負債が少なく手元資金が潤沢、利幅が増加傾向にあるのが特徴だ。クレディ・スイスは金融と一般消費財関連の投資判断も「オーバーウエート」にしている。

  「最も重要な点はこのビジネスサイクルが健全だということだ」と述べた同氏は、「近い将来にリセッションに直面しない限り、株価は上昇する」と語った。
       
原題:Credit Suisse Says 2019’s S&P 500 Advance Will Match This Year’s(抜粋)

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