米鉄鋼労働者、貿易摩擦に伴う利益分配求める-米関税受け価格上昇

  • USスチールやアルセロール・ミタルの労働者は賃上げ交渉継続
  • ストライキが起こる可能性は低い-キーバンクのギブス氏

米国の鉄鋼労働者は、貿易摩擦に伴う利益の分配を受けるつもりだ。

  USスチールアルセロール・ミタルとの労働協約は9月1日に失効したものの、賃上げ交渉が続いているため労働者は職場にとどまっている。USスチールは4日、ウェブサイトに6年協約案を掲載。同社は会社の業績にかかわらず、毎年の賃上げ保証に加え、年内に最低6000ドル(約67万円)の利益分配を含む税引き前で1万5000ドルの現金支払いを提案した。

  USスチールの提案発表後、全米鉄鋼労働組合(USW)は電子メールで「同社の提案は公平には程遠い」と主張。トランプ大統領が今年に入り25%の鉄鋼関税を課した後、指標の熱延コイル価格は36%上昇。労働者側は価格上昇に伴う利益分配を主張している。

  現行の労働協約には利益分配が含まれているため、ストライキが起こる可能性は低いと、キーバンク・キャピタル・マーケッツの調査アナリスト、フィル・ギブス氏がUSスチールの提案発表前の電話インタビューで指摘した。

原題:U.S. Steel Workers Seek Payout From Trade War as Prices Rise(抜粋)

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