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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

日銀は政策修正の効果発揮と評価、金利幅広げず

  • 長期金利0.2%到達後、変動幅拡大するか判断
  • 債券市場サーベイでは市場機能判断DIが改善
The Bank of Japan (BOJ) headquarters stands in Tokyo, Japan.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

日本銀行は、長期金利の変動を認めた7月の金融政策の修正が効果を発揮していると前向きに評価しており、当面は金融政策を変更しない考えだ。日銀内の議論に詳しい複数の関係者への取材で分かった。次回会合は18、19の両日、開かれる。

  非公開情報のため匿名を条件に語った複数の関係者によると、日銀内では前回会合で上下0.2%に拡大した長期金利の変動幅を広げる必要はないとの見方が強い。変動幅を調整するかどうかの判断は長期金利が0.2%程度を試した後になるという。

  0.2%到達後も市場機能が改善しない場合は、変動幅をさらに拡大する可能性を排除していない。小動きで推移している金融市場が海外要因などでどの程度、影響を受けるか日銀は注視している。

  日銀は7月31日の会合で「当分の間、現在の極めて低い長短金利の水準を維持する」とのフォワードガイダンス(指針)を導入。同時に緩和策の持続性を高めるため、0%の長期金利の変動幅を上下0.2%程度に拡大した。同会合の主な意見では、「プラスマイナス0.25%程度の動きを許容することが適切」との声も出ていた。

  3日発表の債券市場サーベイでは、市場機能が「高い」と答えた比率から「低い」と答えた比率を引いた機能度判断DI(現状)がマイナス39と前回5月調査のマイナス45から改善。3カ月前と比べたDIはプラス1と15年5月調査以来3年3カ月ぶりにプラスに転じた。

  雨宮正佳副総裁は8月2日の会見で「常に適切な政策運営の枠組みを柔軟に考える必要がある」と説明。「今後の効果や副作用の出方によっていろいろ考えていくべきだ」と述べ、政策運営の修正があり得ることを示唆していた。

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