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JDドットコム創業者を米警察が性的暴行容疑で捜査-ADRは6%安

  • ミネソタ大経営学博士課程在籍の劉強東CEOは釈放され中国に帰国
  • ミネアポリス警察は訴追手続き見送ったが、捜査を継続すると説明

米ミネソタ州で先週末に逮捕された中国の電子商取引会社JDドットコム(京東)創業者、劉強東最高経営責任者(CEO)について、地元警察は性的暴行容疑で捜査していることを明らかにした。

  劉CEO(45)はミネソタ大学カールソン経営大学院で博士課程の学生として在籍、勉学のためにミネアポリスに滞在していたと同大が確認した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)やスター・トリビューン紙によると、今回の容疑は同大の中国人学生に絡むものだという。

JD Chinese Billionaire Arrested

JDドットコムの劉強東CEO

出典:AP写真によるヘネパン郡保安官事務所

  ミネソタ大の広報担当者によれば、博士課程の学生らは8月26日から9月1日まで研修の一環として同市街に滞在していた。

  逮捕記録によると、劉CEOは8月31日午後11時32分(日本時間9月1日午後1時32分)に「性犯罪」の容疑で逮捕され、16時間余り後に釈放された。ミネアポリス警察のジョン・エルダー報道官は性的暴行の疑いで捜査中だが、勾留は続けず、捜査を続ける一方で出国制限は設けなかったと説明した。

  同報道官は、警察が31日夜に現場に向かい、劉CEOともう1人の人物がいるのを発見、写真を撮った上で同CEOを逮捕したと語った。警察当局は具体的な現場には言及しなかった。

  警察は訴追手続きを取らなくても、日曜日と祝日を含まず36時間にわたり容疑者を勾留することができるが、捜査が長引く見通しとなった場合、早めに釈放することも可能だと報道官は説明。必要なら劉CEOと連絡を取ることができると話した。

  エルダー氏は「捜査は始まったばかりだ」と指摘した上で、当局が最終的に訴追手続きを見送る可能性があると述べた。

  劉CEOの弁護士を務めるジョセフ・フライドバーグ氏は、警察は同CEOに逮捕容疑を示さなかったと主張。CEOは逮捕理由について尋ねられたり、伝えられたりしなかったという。一方、ミネアポリス警察のエルダー報道官は、逮捕時に容疑を告知するのはもちろん通常の手続きだと反論している。

  フライドバーグ氏は、短時間の接見で劉CEOが困惑した様子だったと語り、「刑事責任が問われることはないと確信している」と話した。同CEOは釈放後中国に戻り、4日は業務をこなした。

Shares have slumped amid expensive expansion plan

  JDドットコムはアリババ・グループ・ホールディングに次ぐ中国2位の電子商取引会社で、株主にはテンセント・ホールディングス(騰訊)や米ウォルマート、アルファベット傘下のグーグルなどが名を連ねている。

  JDの4日の米国預託証券(ADR)は前営業日比6%安の29.43ドルで取引を終了。一時7.2%下落する場面もあった。

  北京に拠点を置くマーブリッジ・コンサルティングのマネジングディレクター、マーク・ナトキン氏は、「今回の問題がどのように解決されるのか投資家は様子見姿勢であり、今後しばらくは同銘柄に対して慎重になる可能性がある」と分析。その一方で、「重大な結果には至らず、同銘柄に長期的に大きなインパクトは及ばないとみている」と述べた。

原題:Arrest of JD’s Billionaire CEO Connected to Suspected Rape(抜粋)

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