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キヤノンもフルサイズミラーレス、ソニーやニコンに続く

更新日時
  • 価格は23万7500円と低めに設定、ソニーとニコンは27万~44万円
  • 10月下旬に発売へ、AFは最速0.05秒、従来の一眼レフレンズも併用
Canon Unveils Mirrorless Camera in Battle for Pro-Photography Market
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Canon Unveils Mirrorless Camera in Battle for Pro-Photography Market
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

キヤノンは5日、大型センサーを搭載し鮮明な写真が撮れるミラーレスカメラ「EOS R」を10月下旬に発売すると発表した。「α(アルファ)シリーズ」で先駆するソニー、今月下旬に新シリーズ「Z7」を発売するニコンに続く参入で同等機種が出そろい、三つどもえの戦いが始まる。

  発表によるとEOS Rの価格は23万7500円(税抜き)。従来から販売しているデジタル一眼レフ用望遠など各種レンズが併用できるほか、最速約0.05秒の高速オートフォーカス(AF)機能などを備える。価格はソニー(44万8000円)やニコン(44万円前後、廉価版は27万円前後)より低めに抑えた。月産2万台を計画する。

Canon Unveils Mirrorless Camera in Battle for Pro-Photography Market

EOS R を手にするキャノン・真栄田社長

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  キヤノンの真栄田雅也社長は発表会見で、「EOSシステムは、いまだかつて到達したことのない高画質と撮影領域の拡大、さらなる使いやすさを実現している」とEOS Rの商品性に自信を見せた。

  フルサイズミラーレスカメラは、細部まで鮮明な写真が撮れるほか、反射鏡がないため軽く扱いやすいのが特長。ソニーが2013年に投入し一部のプロカメラマンやSNS映えする写真を撮りたい若者向けに新たな市場を開拓してきたが、キヤノンとニコンはさらなる市場拡大を見込んでソニーと同等の機種を投入する。

買うならどれ?

主なフルサイズミラーレスカメラ

出所:各社のリリースや公式サイト、重さはバッテリーなど含む

  カメラ映像機器工業会によると、18年1-7月のデジタルカメラ全体の国内出荷台数は19%減の169万台と大きく前年同期を下回るが、そのうちミラーレスに限ると10%増の約34万台と伸びている。

  BCN総研の道越一郎チーフエグゼクティブアナリストは、フルサイズミラーレスは高価格のハイエンド製品であるため買い手はカメラ愛好家やプロカメラマンなど一部で、デジカメ市場の底上げ効果は「限定的」であると指摘。一方で、カメラの選択肢の増加による市場全体の活性化にも期待している。

(スペック比較表を追加しました.)
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