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イングランド銀行総裁:任期延長は政府の判断に任せる

更新日時
  • カーニー総裁が議会委員会で発言、「しかるべき時期に」発表ある
  • 現時点では来年6月退任予定、メイ首相は続投支持とFT報道

イングランド銀行のカーニー総裁は、英国が欧州連合(EU)から離脱する移行期間を支援するため自身の任期を再び延長する可能性に道を開いた。

  カーニー総裁は4日、現時点で2019年6月に予定している退任を遅らせる意思があるかについて議会委員会で質問を受け、「円滑なEU離脱を後押しする目的ですでに一度、自分の任期を延長することに合意しているが、円滑なEU離脱とイングランド銀行の効率的な移行を促進するため自分にできることがまだあれば、喜んでそうしたい」と語った。

  英紙イブニング・スタンダード(ES)が先週、カーニー総裁が1年間の任期延長で打診を受けたと報じて以来、同総裁の先行きを巡る臆測が強まっていた。

  総裁はこの日、任期延長について「ハモンド財務相と私が話し合ったのは事実で、しかるべき時期に発表があると思う」と言明。「EU離脱プロセスを支えるため自分にできることはするとの意思を政府側には伝えた。政府の決定は政府に任せる」と続けた。

  英財務省当局者は、カーニー総裁の将来に関して「しかるべき時期に」発表すると述べた。一方、メイ首相の報道官は、近くニュースがあるだろうとし、カーニー総裁は「非常によくやっている」と語った。同総裁は最長2年間、任期を延長できる。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)はその後、カーニー総裁が20年まで続投する案をメイ首相が支持していると報じた。

  アクサ・インベストメント・マネジャーズのシニアエコノミスト、デービッド・ ページ氏は、「英国がEU離脱を巡り甚大な衝撃を被るなら、カーニー総裁の続投はある種の安心をもたらす」と指摘。「EU離脱の是非を問う国民投票へのカーニー氏の対処は適切だったし、直後の不確実な状況の回避に寄与した」と説明した。

Strong and Stable

Some highlights from Mark Carney’s career

Source: Bank of England

原題:Carney Opens Door to Staying at BOE for Brexit Continuity (1)(抜粋)
   Carney Leaves Future as BOE Governor in U.K. Treasury’s Hands (抜粋)

(メイ首相報道官のコメントやFT報道などを追加して更新します.)
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