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債券上昇、10年入札無難通過で買い安心感-オペ大幅減額懸念も後退

更新日時
  • 先物5銭高の150円32銭で終了、長期金利は0.11%に低下
  • 月間ベースで大幅にオペ減額される懸念なくなった-三菱UFJ信託

債券相場は上昇。この日に実施された10年利付国債入札を無難に通過できたことで買い安心感が広かった。先物相場は午後に上げ幅を拡大し、長期や超長期ゾーンの現物債も堅調となった。

  5日の現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の351回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.115%で取引を開始。午後は入札結果を受けて買いが入り、0.5ベーシスポイント(bp)低い0.11%に水準を下げた。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部の鈴木秀雄課長は、「海外金利の上昇を受けて朝方はやや重めに始まっていたが、10年債入札が無難な結果だったことで買い戻された」と指摘。「昨日の日本銀行の国債買い入れオペを受けて、中長期ゾーンの買い入れ額が月間ベースで大幅に減額されるという懸念がなくなったことも10年債入札の安心感につながった面もある」と言う。

前日の日銀オペの詳細はこちらをご覧下さい。

新発10年債の利回り推移

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比1安の150円26銭で取引を開始し、一時は150円24銭まで下落した。その後はプラスに転じ、午後には150円34銭まで上昇。結局は5銭高の150円32銭で引けた。

  財務省が実施した10年利付国債入札の結果は、最低落札価格が99円86銭と、ブルームバーグがまとめた予想中央値と一致した。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.55倍と、前回の4.17倍を上回り、2月以来の高水準となった。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は1銭と、前回の12銭から大きく縮小した。

  野村証券の中島武信シニア金利ストラテジストは、「10年債入札の結果はやや強め。昨日の残存期間1年超5年以下のオペ通知額が市場の予想通りだったことがサポート。6日の5-10年オペで市場予想の4500億円を下回る可能性が減ったことが安心感になった」としている。

過去の10年債入札の結果はこちらをご覧下さい。

新発国債利回り(午後3時時点)

前日比
2年債不成立
5年債-0.070%横ばい
10年債 0.110%-0.5bp
20年債 0.615%-1.0bp
30年債 0.845%-1.0bp
40年債 0.980%-1.5bp
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