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Photographer: Dhiraj Singh/Bloomberg

インド・ルピーに売られ過ぎの兆し-反発長続きせずとの指摘も

  • ドル・ルピーのRSIは3日に76を上回る
  • 年末までに73ルピーへの値下がり見込む-コタックのバネルジー氏
Indian two thousand and five hundred rupee banknotes are arranged for a photograph in Mumbai, India, on Tuesday, Jan. 30, 2018. Indian Prime Minister Narendra Modi has a tough balancing act in this week's budget: maintaining fiscal prudence or handing out cash to placate rural voters ahead of next year's election.
Photographer: Dhiraj Singh/Bloomberg

インド・ルピーは今年、アジア通貨としては最も売り込まれている。テクニカル的には下げが一服する兆しはあるものの、それも長続きしないかもしれない。

  ルピーが3日の取引で最安値を更新した後、ドル・ルピーの相対力指数(RSI)は76を上回った。RSIは5月に77.78まで上昇したが、この時はその後の3営業日でルピーが1.5%上げた。

Technical indicator signals rupee selloff is overdone

  ルピーは8月の月間下落率が3年ぶりの大きさとなり、下げが急激過ぎることが示唆されている。ただコタック・セキュリティーズによれば、ルピーがドルに対し持続的に持ち直す兆しは依然としてもろい。

  同社の為替アナリスト、アニンドゥヤ・バネルジー氏(ムンバイ在勤)は「ルピーが1ドル=69.70ルピーまで戻す可能性があるが、それを超える値上がりはないだろう」と指摘。「原油が値下がりせず、貿易戦争を巡る発言がエスカレートする中で新興国市場は非常に不安定に見え、ルピーにとって状況はネガティブだ」と述べた。
 
  その上でインド債券・株式への資金の流れが鈍くなり、来年の総選挙を控えた政治的な不確実さがルピー相場の重しになると分析。今年12月末までに73ルピーに値下がりするとバネルジー氏は想定しており、ブルームバーグ調査の予想中央値(69ルピー)より弱気だ。

原題:No Love for India Rupee as Technicals Point to Oversold Currency(抜粋)

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