コンテンツにスキップする

豪中銀:主要政策金利を据え置き-通貨安が景気を刺激へ

更新日時
  • 住宅ローン金利上昇などで家計は財布のひもを固くする事態も
  • 豪中銀の主要政策金利据え置きは2年にわたる

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は4日、主要政策金利を過去最低に据え置くことを決めた。同水準での据え置きは2年にわたる。一方、豪ドルは1豪ドル=0.70米ドルに向けて下落基調にあり、景気への追加的な刺激効果となりそうだ。

  ロウ総裁率いる豪中銀はオフィシャル・キャッシュレートを市場の予想通り1.5%に据え置いた。同総裁はこうした政策スタンスによって、最終的に労働市場の逼迫(ひっぱく)とインフレ加速に十分な賃金の伸びを促すことになると期待している。2月以降で10%余りの豪ドル安はこのようなプロセスを速めるのに寄与する可能性がある一方、住宅ローン金利の上昇と不動産価格の下落を受けて、家計は財布のひもをきつくする事態も考えられる。

  ロウ総裁は政策決定後の発表文で、「不確実性の源泉の1つは引き続き家計の消費の見通しだ。家計所得の伸びは緩慢で、債務水準は高い」と指摘した。

  ロウ総裁は豪ドルについては「他の大半の通貨と共に、米ドルに対して下落している」と指摘した。豪ドルは上昇し、シドニー時間午後2時53分(日本時間同1時53分)現在、1豪ドル=0.7224米ドル。政策決定発表前は0.7191米ドルだった。

  IGグループの市場アナリスト、カイル・ロッダ氏(メルボルン在勤)は「豪ドルは豪中銀の発表に若干押し上げられた。豪中銀が基本的に状況が順調だとの認識を維持したとトレーダーは受け止めた」と指摘。「トレーダーは豪ドルを買い戻している。豪中銀が経済に弱気な見解を示さなかったことに若干の安心感があった」と述べた。

The Aussie is sagging as business sentiment declines from peaks

原題:Australia Holds Key Rate as Sliding Currency Stimulates Growth(抜粋)

(4段落目以降に豪ドル相場やコメントを追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE