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中国はレバレッジで引き続き高リスク国-スタンダードチャータード

  • 中国の債務は17年時点で世界総債務(推計)の約18%を占める
  • 09年の6.1%から約3倍-リポートで指摘

世界全体の債務に占める中国の割合が大きくなっている。2009年から昨年末までに3倍の水準に膨らんだと英銀スタンダードチャータードは推計する。世界的リセッション以降、中国は急成長を支えるため与信を積極的に活用してきた。

  シンガポール在勤のデービッド・マン氏ら同行のエコノミストによれば、中国は引き続き高リスクを抱えた3カ国の一角。他の2カ国はアルゼンチンとトルコだという。8月31日付のレバレッジに関する100ページにわたるリポートで指摘した。

  中国の債務は17年時点で世界総債務(推計)の約18%を占める。09年は6.1%だった。債務の割合では、中国は米国とユーロ圏に次ぐ世界3位。

  リポートによると、中国の国内総生産(GDP)に対する総債務比率の上昇は18年の早い時期に金融リスク抑制策などにより歯止めがかかったが、今年3月末時点の270%から再び上昇し20年末までに約290%に達する可能性がある。

  マン氏らは「レバレッジという点で中国は引き続きわれわれにとって最大の懸念材料だ」とコメント。ただ中国証券の外国人保有が増えていることがリスクを高める恐れはあるものの、「可能性の低いシナリオだが中国が債務危機に陥っても、他の市場に波及する影響は需要の低下に限定される公算が大きいことは朗報だ」と論じた。

China's leverage has slowed, but is still climbing

原題:China Share of Global Debt Tripled Since ’09: Standard Chartered(抜粋)

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