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Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

4兆円流出の欧州株は過小評価、魅力増しつつある-モルガン・スタンレー

  • イタリアリスクはバリュエーションにほぼ織り込まれている
  • 年末に向けバリュー株上昇見込む-ウエート大きい銀行株が好位置に
Financial traders monitor data on computer screens on the trading floor inside the Amsterdam Stock Exchange, operated by Euronext NV, in Amsterdam, Netherlands, on Friday, Sept. 15, 2017. Frankfurt has the banks, and Paris has the culture, but for trading firms looking for a post-Brexit European home, Amsterdam may have the best attraction of all: a friendly regulator.
Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

今年は欧州ほど大規模な資金流出に見舞われた地域はどこにもない。これこそモルガン・スタンレーが欧州株を見直す時だと投資家にアドバイスする理由だ。

  グレアム・セッカー氏率いるモルガン・スタンレーのストラテジストらはリポートで 、「相対的な視点からすると、欧州(そして欧州のエクスポージャー)は魅力が増しているように見える」と指摘。「この半年間に世界で最大の資金流出が見られた欧州では成長に関するニュースフローがちょうど出始めたが、欧州は敬遠され、過小評価されているようだ」と述べた。
          

European stocks are trading near a record low against their U.S. peers

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチはEPFRグローバルのデータを引用し、投資家は欧州株ファンドから先週まで25週連続で資金を引き揚げ、年初来の流出額は400億ドル(約4兆4500億円)に達したと指摘。資金が流入する米国株とは対照的に、欧州株は貿易や政治を巡る懸念に圧迫されている。モルガン・スタンレーは、足元ではイタリアが主要なリスクを欧州市場にもたらしているという見方に同調する一方、このリスクもほぼバリュエーションに織り込まれたとみる。

  モルガン・スタンレーが欧州株を楽観視しているもう一つの理由は、年末に向けてバリュー株の上昇を見込むためだ。ストックス欧州600指数でウエートが大きい銀行ほど良い位置につけているセクターはないとしている。同行のストラテジストらは「銀行セクターを動かす伝統的なファクターの一部が改善し始めているという事実にもかかわらず、銀行のアンダーパフォーマンスと過小評価は極端になりつつある」と述べた。

  MSCI欧州バリュー指数の年初来リターンはマイナス6%。これに対しグロース株の指数はプラス2%となっている。
        
原題:After $40 Billion Exit, Morgan Stanley Says Give Europe a Chance(抜粋)

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