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日銀が国債買い入れを増額、1-3年と3-5年を500億円ずつ

  • 買い入れ縮小の印象を軽減しようとしているようにみえるー野村証
  • レンジ中央の買い入れでもステルステーパリング意識-三菱モルガン
General Views of the Bank of Japan Headquarters Ahead of Monetary Policy Meeting
Photographer: Akio Kon/Bloomberg
General Views of the Bank of Japan Headquarters Ahead of Monetary Policy Meeting
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

日本銀行は中期ゾーンの国債買い入れオペの金額を増やした。今月のオペ方針では中期・長期ゾーンの実施回数を減らした一方で1回当たりの購入金額のレンジを引き上げており、市場では買い入れ縮小の印象を和らげようとしているとの見方が出ている。

  日銀は4日午前10時10分に通知した金融調節で、残存期間が1年超3年以下の買い入れ額を3000億円、3年超5年以下を3500億円と、前回オペより500億円ずつ増やした。1ー3年は2016年8月、3ー5年は今年1月以来の増額となる。

  オペ方針では、中期債と長期債オペの実施回数を5回と前月から1回減らす一方、買い入れレンジの上限を引き上げた。1ー3年の購入額レンジの中央値は3000億円、3ー5年は3500億円。中央値の金額を今月5回実施と仮定すると、1ー3年の月間購入額は1兆5000億円と8月比変わらず、3ー5年は1兆7500億円と500億円減額となる。

  野村証券の中島武信シニア金利ストラテジストは、日銀はオペ実施回数の減少を1回当たり買い入れレンジ上限の引き上げと組み合わせることで「買い入れ縮小の印象を軽減しようとしているようにみえる」と指摘した。

  一方、同時に通知された残存期間10年超25年以下は1800億円、25年超は600億円とともに前回と同額だった。6日には9月計画発表後で初の5年超10年以下の買い入れが予定されている。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは、新レンジの中央値辺りでの買い入れ通知となる可能性が高いと予想。「その場合、9月の月間買い入れ額が8月よりも減る公算が大きくなる。ステルステーパリングの進行が意識され、中期債を中心に売りが続きそうだ。6日の長期債のオペでも増減ライン以下に減る連想につながる」と指摘した。

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