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Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

トルコ・リラ安定には大幅利上げ必要との見方-中銀の決意試される

  • 中銀が近い時期の利上げを示唆したことでリラに買い戻し
  • 7日物レポ金利を少なくとも5.75ポイント引き上げる必要-野村
Star and Cresent symbols sit on an assortment of Turkish Lira banknotes in this arranged photograph in London, U.K., on Wednesday, Aug. 15, 2018. Turkey took its boldest steps yet to try to ward off a financial crisis by making it harder for traders to bet against the battered lira and easing rules on restructuring troubled loans that have already topped $20 billion.
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

トルコ中央銀行が近い時期の利上げを示唆したことで通貨リラは落ち着きを取り戻しつつあるように見えるが、長続きさせるには、中銀が渋ってきた大幅利上げの実行が必要だと一部の投資家は指摘する。

  トルコでは昨年12月以降の利上げ幅が7ポイントに達した後も消費者物価は5カ月間加速し、インフレ調整後の政策金利は約1%に低下した。リラが比較的安定していた6月の水準に物価調整後の政策金利を戻すだけでも、中銀は4ポイントの追加利上げが必要となる。

Higher Turkish rates get eroded by accelerating inflation

  世界各国・地域の中銀は新興国市場の混乱で行動を迫られてきた。アルゼンチンは先週だけで15ポイント利上げした。野村インターナショナルによると、トルコは7日物レポ金利を少なくとも5.75ポイント引き上げて23.5%にする必要があるが、そのような積極的な利上げを行う覚悟が政策当局者にできるかどうかは定かでない。

  クレディ・アグリコルのストラテジスト、ギヨーム・トレスカ氏(パリ在勤)は「手段が尽きつつある感はある。大胆な利上げに対する市場の期待は現時点で膨らんでいる。ただ、そうした期待は市場の失望を招くだけだとわれわれはみている」と語った。同氏はリラが12月までに1ドル=8.30リラに下落すると予想する。

  3日の外為市場では、トルコ中銀が「物価安定の下支えに必要な措置」を講じると表明したことで利上げ観測が広がり、リラは対ドルで下げ幅を縮め、6.64リラ付近まで値を戻した。 中銀は13日に政策会合を予定している。

原題:Turkey’s Lira Needs More Than Intent to Raise Interest Rates(抜粋)

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