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アルゼンチン大統領の経済危機回避策、市場の審判は米祝日明けに

  • マクリ大統領、新たな輸出課税を含む緊急措置発表-財政均衡目指し
  • 3日の為替市場は米国の祝日で薄商い、市場の受け止めまちまち

アルゼンチンのマクリ大統領はレーバーデーの祝日で休場だった米国市場が4日に取引を再開するのを前に、緊張の一夜を迎えた。アルゼンチン経済を危機から救うために打ち出した案に市場の審判が下るからだ。

  通貨ペソが先月25%下落したのを受けてアルゼンチン政府は3日、投資家の信頼回復を図るため、新たな輸出課税などの緊急措置を発表した。同日の為替市場は薄商いだったため、同案を巡る投資家の受け止めは見極め難く、判明するのは4日となる。

Key Finance Ministers and Central Bank Governors Hold Briefings During The G20 Summit

ドゥホブネ財務相

フォトグラファー:Erica Canepa / Bloomberg

  投資家の反応が待たれる中、ドゥホブネ財務相は4日に国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事とワシントンで会談し、500億ドル(約5兆5500億円)の信用枠からの融資前倒しを要請する。マクリ大統領の提案をIMFは前向きに受け止めるとみられるが、市場の反応は見えにくい。3日発表の緊急措置に対する当初の見方はまちまちだった。

  ブルーベイ・アセット・マネジメントの新興国市場担当シニア・ソブリン・ストラテジスト、グラハム・ストック氏は「前向きな一歩だ」と述べ、「IMFの反応は概ね好ましいと予想するが、詳細を見極める必要がある」とコメントした。

  一方、ピクテ・アセット・マネジメントのシニア投資マネジャー、グイド・チャモロ氏は「今日の演説の中に特効薬は見当たらなかった」と指摘。ユーロ債投資家の大半はアルゼンチンをオーバーウエートとしていたとの最近の調査結果に言及し、「誰がまだ債券を購入するか不明だ」と語った。

  財務省の3日の発表によると、アルゼンチンは2019年に283億ドルの資金調達が必要。そのうち120億ドルは債券のロールオーバー、117億ドルはIMF融資でそれぞれ賄い、残りを他の国際金融機関がカバーする。

  

Extra Cash

Argentina expects to raise about $9 billion more through its new export taxes

Source: Argentine Treasury Ministry

原題:Judgment Day Awaits for Plan to Avert Argentine Economic Crisis(抜粋)

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