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Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

ウェルスマネジメント業界で人材争奪戦、アジアでクレイジーな報酬増

  • 大きな運用資産を持つ顧客担当バンカーに対する需要は強いという
  • 移籍で基本給は30ー45%上昇も、ここ10年で最大のアップ
The shadows of morning commuters are cast as they cross the road in the central business district of Singapore, on Wednesday, Sept. 14, 2016. The currency market has shifted to signal expectations the Monetary Authority of Singapore will refrain from easing next month, with a measure of the local dollar's potential direction sliding to a four-year low.
Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

富が膨らめば報酬も膨らむ。アジアで増えつつある億万長者の資産運用を請け負うための競争激化を背景に、運用者の報酬が急上昇している。

  プライベートバンカーらと人材あっせん会社によると、香港とシンガポールでは他社に移籍すると30%かそれ以上の報酬アップが得られる。

  オーバーシーズ・チャイニーズ銀行(OCBC)のプライベートバンク部門であるシンガポール銀行の大中華圏・北アジア責任者、デリック・タン氏は「クレイジーな市場だ。毎日のように新しい超富裕層顧客を見つけている」と話す。同行は香港とシンガポールで顧客担当の行員を向こう2年以内に2倍にしようとしている。

  アジアン・プライベート・バンカーによると、大手銀行の顧客担当者は昨年平均で、3億4100万ドル(約380億円)の運用資産(AUM)を扱った。移籍する担当者は通常、手掛けている顧客預かり資産の最大半分を新会社に持って行くとプライベートバンカーらと人材あっせん会社は指摘する。

  人材あっせん会社アジア・カーボン・サーチで香港のプライベートバンク担当幹部のジェフリー・ベバン氏は、大きなAUMを持つ顧客担当バンカーに対する「需要は強く、銀行は高い報酬を払う用意がある」と言う。

  同氏は、移籍による基本給の上昇率は30ー45%にもなり得るとして、「ここ10年で最大の報酬アップだ」と述べた。

Asia Rules

Savings, financial assets and property investments held by millionaires

Source: Capgemini's World Wealth Report 2018

原題:Wealth Managers Getting ‘Crazy’ Pay Hikes to Defect in Asia(抜粋)

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