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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

ウォール街の地獄の30日、寝食忘れる決算期-回数減れば人生変わるか

  • 家族の記念日や人付き合いも、四半期ごとの決算発表が左右
  • トランプ大統領が年2回に減らす可能性の検討をSECに指示
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Friday, June 8, 2018. Most U.S. equities drifted lower as global stocks lost momentum, with European and Asian peers retreating.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

ウォール街のアナリスト、マイク・メイヨー氏は四半世紀以上、米企業の鼓動に合わせて踊ってきた。

  勤務態勢も家族との記念日も、人付き合いも、さらにエクササイズと旅行まで何もかもが、四半期ごとの決算発表という普遍の行事に左右されていた。

  年に4回、30日間のこの時期は、子供のことも、健康のためのジム通いもそっちのけになり、アドレナリンの高さのあまり食事すら抜くことがあった。飛び上がって、大声で叫び、電話にかじりつく。同氏は今年、アナリストとして100回目の決算シーズンを迎えた。

  ウェルズ・ファーゴの銀行アナリスト、メイヨー氏(55)は「テニスに4大大会があるように、ウォール街には四半期ごとに4回の決算シーズンがある」と述べた。

  しかし、もしこの年4回のイベントが突然2回になったらどうだろう。あり得ないと思われそうだが、ほかならぬトランプ米大統領がこれを提案した。同大統領は8月17日に、この可能性を検討するよう、米証券取引委員会(SEC)に指示した。

  実現すれば、ウォール街の人々の人生は変わるだろう。アナリストや会計士、資産運用者、投資家広報担当者は、四半期決算を中心にそれぞれのキャリアと生活を構築してきた。決算報告書を準備しなければならない人、電話会議を手配する人。そしてアナリストはリポートを書き投資判断を見直さなければならない。

  メイヨー氏は、四半期が「私の人生のリズムだ」と言う。長女が4-6月(第2四半期)決算シーズンが終わった1日後に生まれてほっとしたという。

  決算発表が年4回から2回に減った場合に変わるのはしかし、アナリストの生活だけではない。米企業の投資家に対する透明性が低下するのではないかと反対派は心配する。4半期決算を発表するということは要するに、企業が3カ月に1回、投資家の前で裸になって見せるということだからだ。

  しかし、義務付けられる決算発表が年2回になっても、投資家に情報を開示するため四半期ごとの決算発表を選ぶ企業もあるかもしれない。投資家広報会社、エクイティー・グループのローレン・モートマン社長は、決算発表が半期に1度でよくなったからといって「その間の6カ月を何もせずにいるというわけではない」と話した。

原題:Wall Street’s 30 Days of Hell: No Sleep, No Meals, No Family(抜粋)

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