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OPEC生産量が今年最高の水準-イランは減少もリビアの増産が寄与

  • 8月のOPEC生産は日量42万バレル増、リビアが押し上げ
  • リビアに次いで増産幅が大きかったのはイラクとUAE

石油輸出国機構(OPEC)の8月の原油生産は今年最高の水準に増加した。米制裁を控えたイランの原油輸出減少を、リビアの生産回復が補った。

  コンゴ共和国を含むOPEC加盟15カ国の先月の生産量は日量3274万バレルとなり、前月から同42万バレル増えた。ブルームバーグ・ニュースがアナリストや石油会社、船舶追跡データを基に集計した。

Gains and Losses

OPEC output rose to a 2018 high as Libya and several other nations offset Iran

Source: Bloomberg survey

  OPECと非加盟産油国は6月、原油消費国の需要を満たし急激な価格上昇を阻止するため、日量100万バレルの増産で合意した。 トランプ米大統領が一段の値上がりを防ぐためOPECに行動を促したことが背景にある。

  リビアは先月の生産量が日量97万バレルと、前月の同66万バレルから増え、OPEC増産に最も寄与した。事情に詳しい関係者によると、誘拐事件を受けて操業が停止していた同国最大のシャララ油田が再開している。リビアの生産回復はOPEC全体の生産を押し上げたが、国内の混乱が引き続き国内の石油産業に悪影響を及ぼしており、同国が不安定な供給国であることに変わりはない。

  8月の増産幅がリビアに次いで多かったのはイラクとアラブ首長国連邦(UAE)で、それぞれ日量8万バレルだった。

  一方、イランの生産量は24万バレル減の350万バレルと、OPECで最も生産量が落ち込んだ。米国による制裁は11月までは正式に発効しないが、既に顧客がイランから離れている。

原題:Libya Leads OPEC Oil Output to 2018 High Despite Iran Losses(抜粋)

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