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イタリア国債、取りあえず命拾いーフィッチが格付け据え置き

  • フィッチは格付け見通し引き下げも、市場は「BBB」維持を好感
  • 2年債が上げ主導、8月の下落の一部を戻す

3日の欧州債市場でイタリア国債は値上がり。フィッチ・レーティングスが格付けを据え置いたことや、政府が欧州連合(EU)の財政規律を順守すると表明したことが支えとなった。

  2年債が上げを主導。フィッチはソブリン格付けを「BBB」に維持した。見通しは「ステーブル(安定的)」から「ネガティブ(弱含み)」に引き下げた。ANSA通信によると、今月発表のイタリアの予算案では財政赤字が対国内総生産(GDP)比でEU規則上限の3%に達するものの超えはしないと、サルヴィーニ副首相が週末に発言。トリア財務相も、予算案が発表されれば投資家の不安が静まるだろうと述べた。

  2年債利回りは7ベーシスポイント(bp)低下の1.39%となった。前週末には1.48%に上昇していた。8月の月間では70bp余り上昇。10年債利回りは3日、5bp低下し3.19%。

  ただ、トロント・ドミニオン銀行のグローバル戦略責任者のリチャード・ケリー氏は、「向こう1カ月では予算についてまだ多くの議論が待ち受けており、イタリア債への圧力は続くだろう」と話した。

Italian bonds rise after Fitch lowers its outlook

原題:Italian Bonds Get a Respite as Fitch Affirms Credit Rating(抜粋)

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