コンテンツにスキップする

米レーバーデーの祝日メニューは牛肉ステーキ、好景気で消費増加へ

  • 消費者は鶏肉や豚肉より高級な牛肉にシフト
  • 家畜数の増加や食料品店の祝日セールで小売価格は数年ぶりの安値か

米国人は懐が温かくなったと思うと、自分自身にごちそうしたがる。というわけで、今年のレーバーデーの祝日にはたくさんのステーキがグリルで焼かれることになりそうだ。

  好景気に沸き失業率が低い今年は、通常高級肉と見なされる牛肉に追い風が吹いている。家畜数増加による小売価格の下落に加え、食料品店の祝日セールの値引きも重なり、ステーキやハンバーガーは数年ぶりの安値となる可能性があり、需要を高めそうだ。

Funds pile into cattle bets amid rising beef demand

  一方、他の肉類は低迷している。米国には鶏肉と豚肉の供給が記録的水準で、数年ぶりの安値でも食べきれないほどだ。タイソン・フーズやサンダーソン・ファームズは最近、牛肉の安売りが鶏肉に打撃を与えていると指摘した。

  コバンクのエコノミスト、ウィル・ソーヤー氏は「小売業者のマージンは良く、価格を引き下げているので、消費者は牛肉に戻っている。鶏肉は長い間、リセッション(景気後退)時のスペシャルメニューだったが、比較的高価なタンパク質に後れを取らざるを得ない」と分析した。

  米国人がバーガーやステーキを食べたがるのは、これまで牛肉に恵まれてこなかったことが一因だ。干ばつの影響で2014年に牧場経営者は家畜の数を60年ぶりの低水準に減らしたことから、牛肉価格は史上最高値に上昇。牛肉が非常に高価になったため消費者は節約せざるを得ず、消費量は1970年代以来の低水準を付けた。ソーヤー氏によると、今の値下がりや供給拡大でも需要はまだリセッション前の水準には回復していないため、消費増加の余地はまだ十分にあるという。

Retail red meat prices fall as hog, cattle herds expand

原題:Americans Are Grilling More Steaks for Labor Day as Economy Hums(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE