コンテンツにスキップする

メイ英首相と野党党首のコービン氏、それぞれ党内からの批判に直面

  • メイ首相のEU離脱合意案はあらゆる方面から批判される
  • コービン氏は反ユダヤ的だとして過去の発言などが掘り返される

英国のメイ首相と最大野党、労働党のコービン党首は議員らが今週の議会再開に備える中、そろって自党内からの批判にさらされた。

BRITAIN-POLITICS-VOTE

メイ首相(左)とコービン労働党党首

Photogrpahers:John Thys / Paul Ellis / AFP via Getty Images

  メイ首相は欧州連合(EU)離脱問題だった。メイ首相の合意案は、EUの首席交渉官を務めるミシェル・バルニエ氏から、「強く」反対するとコメントされた。前英EU離脱担当相のデービッド・デービス氏もメイ首相案はEUに残留するより「悪いぐらいだ」と酷評。それでも両氏の批判は想定内だったが、メイ首相をより強く失望させると思われるのは、首相の計画は英国を「屈辱」に導くものだというニック・ボールズ保守党議員の発言だった。

  一方、コービン氏は反ユダヤ的との非難に夏の間悩まされており、このため労働党は他の問題への取り組みに着手できずにいる。同氏の過去の発言や、参加したイベントの情報が何週間にもわたって掘り返されてきた。

  英国のユダヤ教徒の指導者的ラビ、ジョナサン・サックス師は2日、ユダヤ人は現在、英国が安全かどうか疑問を抱いていると述べた。労働党のブラウン元英首相は同党に迅速な対応を促し、一層の圧力となった。

  メイ、コービン両氏とも自党議員らとの難しい会合を控える中、基本的な支持の構図は変わっていない。コービン氏は一般党員の過半数から支持を受けており、党首の地位は揺るがない。一方、メイ首相は一般党員の支持は強くないが、保守党議員の大多数が首相交替は留任より害が大きいと考えている。従って、EU離脱派がボリス・ジョンソン元外相を首相に担ぎ出そうと計画しているとサンデー・タイムズが報じたが、メイ首相も安泰だ。

  メイ首相はサンデー・テレグラフへの寄稿で、「私は自分の責務について明確にしている。現政権は、英国が来年3月29日にEUを離脱し、そうする中でより力強い実力主義の英国を築くのを確実にすることで、英国民の民主的決定を実現させる」と強調した。

原題:May and Corbyn Both Face Friendly Fire as Parliament Returns(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE