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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

グーグル、マスターカードから情報入手-広告効果検証に利用と関係者

  • オンライン広告が実店舗の売り上げにつながったか調べるツールを提供
  • 両社が広告収入の一部分配を協議と関係者、グーグルは否定
American Express Co. chip credit cards are arranged for a photograph in Washington, D.C., U.S.
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米グーグルの一部広告主は過去1年にわたり、オンライン広告が米国内の実店舗の売り上げにつながったかどうか追跡調査するために有力な新ツールにアクセスしていた。グーグルがマスターカードの取引の蓄積情報を有償で入手したこともそうした検証を可能にした。

  ただ、両社の取り決めが公表されることはなく、マスターカード保有者20億人の大半はそうした舞台裏の動きを知ることはなかった。

  協議に直接関与した3人を含む事情に詳しい関係者4人が明らかにしたところでは、米アルファベット傘下のグーグルとマスターカードは約4年の交渉を通じて事業提携にこぎ着けた。この提携によって、グーグルは米アマゾン・ドット・コムなどの攻勢に対して本業を強化する戦略の一環として、小売り販売動向を調査するかつてない資産を手に入れた。

  両社の合意は、グーグルなどのテクノロジー企業に消費者情報がどの程度ひそかに取り込まれているかを巡り、より幅広いプライバシー懸念を引き起こしかねない。

  プライバシー擁護団体、電子プライバシー情報センター(EPIC)の顧問を務めるクリスティーン・バナン氏は「消費者は実店舗での買い物が、オンラインでの購買行動とリンクされているとは思っていない。消費者はあまりにも大きな精神的負担を強いられており、企業側は何が行われているかや権利についてユーザーに周知させる責任を十分果たしていない」と指摘した。

  合意に関わった関係者2人によると、グーグルはデータの代価としてマスターカードに数百万ドルを支払った。関係者1人の話では、両社は広告収入の一部を分け合うことも協議したという。いずれの関係者も非公開情報であることを理由に匿名を条件に語った。グーグルの広報担当は、提携先との収入分配に関する合意はないとしている。

MasterCard Illustrations Ahead Of Earnings Figures

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

原題:Google and Mastercard Cut a Secret Ad Deal to Track Retail Sales(抜粋)

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