コンテンツにスキップする
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

ポンド、向こう数カ月はボラティリティーに直面も-英EU離脱巡り

  • バルニエ氏の発言はポンドがニュースに敏感に反応することを示す
  • 10月の首脳会議での合意の可能性は低く、11月が焦点になる見通し
A British ten pound banknote stands in this arranged photograph in London, U.K., on Tuesday, Sept. 19, 2017. Strategists are revising their estimates for the currency after its best week since 2009 saw it gain almost 3 percent as the Bank of England signaled it would look to withdraw stimulus “over the coming months.”
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

向こう数カ月はポンドのトレーダーにとって面白くなるだろう。

  英国と離脱交渉を担当する欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官は先週、前例のないパートナーシップを英国に提案する用意があると発言。同氏が過去にも同様の発言を行っていたにもかかわらず、29日のポンド相場は1%余り上昇した。英国、EU双方とも合意なき離脱のリスクを警告しており、投資家は英離脱関連のニュースにますます敏感になると予想される。

Gauge of price swings seen advancing as Brexit headlines mount

  米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のマネジングディレクター、マイク・エイミー氏は「どこまでが政治的雑音で、どの程度合意なき離脱の可能性に純粋に影響するか市場が判断することは、かなり難しい」と指摘。PIMCOのファンドはどちらの方向にもポンドの大口ポジションを設定せず、リスクをヘッジしていると説明した。

  合意なき離脱の可能性は低いと市場参加者は引き続き考えているが、交渉の進展がほとんどないまま夏季休会明けの英議会が今週再開される中で、合意が成立しないとの見通しがポンドの重しになっている。いかなる離脱合意も英国が3月にEUを離脱する前に議会採決が必要となる。

  英離脱関連のニュースは今後も相次ぐ見通しだ。英国のラーブEU離脱担当相は10月の交渉期限が先送りされることもあり得ると認めており、10月18日から始まるEU首脳会議の後、11月に英EU緊急首脳会議が開催される可能性がますます取り沙汰されている。

原題:Pound Investors Face Months of Volatility Into Brexit Endgame(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE