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トルコが今週も新興国市場を方向付けか-3日にインフレ統計発表

  • 投資家は新興国からの資金流出の可能性を懸念-フィデリティ
  • 3日にはアルゼンチンの新財政計画も発表される
Gold Souk And General Economy In Istanbul
Photographer: Kostas Tsironis/Bloomberg
Gold Souk And General Economy In Istanbul
Photographer: Kostas Tsironis/Bloomberg

新興国市場では今週初めに幾つかの重要イベントが予定されており、今後の方向性が決定付けられそうだ。8月にはトルコ・リラが月間ベースで2001年2月以来の大幅安となるなど一部の新興国通貨が急落した。

  週明けの3日だけでも、トルコのインフレ統計とアルゼンチンの新財政計画が発表される。ブラジルでは高等選挙裁判所が、収監中のルラ元大統領による10月の大統領選への出馬を認めない判断を8月31日に下し、引き続き政情は不透明だ。ルラ元大統領は世論調査で支持率トップとなっている。

  フィデリティ・インターナショナル(運用資産約4170億ドル)の運用マネジャー、ポール・グリア氏(ロンドン在勤)は、「外部環境の厳しさを考慮すると、マクロの不均衡が最も顕著な国が特に大きな打撃を受けている」と指摘。「現地通貨市場を中心に、8月にトータルリターンが大きく下がったことを受け、投資家は引き続き、新興国市場からの資金流出の可能性を懸念している」と述べた。

Cost of insuring against default had its biggest monthly spike since 2012

  米国は今週中にも、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆2200億円)相当への追加関税賦課を発表する方向に傾いており、情勢が一段と緊張する可能性がある。ナットウエストによれば、中国が報復すれば、この3カ月で対ドルで6%余り下げた人民元が一段安となる見込み。

  今週は中国の貿易統計や他の新興諸国の購買担当者指数も発表される。これらは全て、7日の米雇用統計前に公表される。雇用統計は、8月に1年2カ月ぶり高値を記録したドルの方向性を見極める鍵となり得る。

原題:Turkey to Set Tone Again for Emerging Markets After August Pain(抜粋)

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